「鯉の形のお菓子」ブーム終焉か?ベトナム伝統行事「オンコン・オンタオ」の供物に変化の兆し

Bánh cá chép cúng ông Công ông Táo hết 'sốt'

ベトナムの旧正月(テト)を前に行われる伝統行事「オンコン・オンタオ(ông Công ông Táo)」。この行事に欠かせない供物として近年人気を博してきた「鯉の形をしたお菓子(バインカーチェップ)」の売れ行きが、2026年は大幅に落ち込んでいることが明らかになった。市場の飽和と、供物を簡素化しようとする消費者意識の変化が背景にあるとみられる。

目次

オンコン・オンタオとは何か

オンコン・オンタオは、毎年旧暦12月23日に行われるベトナムの伝統的な祭事である。「かまどの神」とも呼ばれる台所の守り神が、この日に天に昇り、玉皇大帝(天帝)にその家庭の一年間の出来事を報告するとされている。各家庭では祭壇を設け、神様が天に昇るための「乗り物」として生きた鯉を川や池に放流する習慣がある。この行事は、日本でいう年末の大掃除や歳神様を迎える準備に相当し、新年を清らかに迎えるための重要な儀式として位置づけられている。

鯉型お菓子ブームの盛衰

近年、生きた鯉の代わりに、あるいは供物の一つとして、精巧に作られた「鯉の形をしたお菓子」が人気を集めてきた。SNS映えする華やかな見た目と、環境への配慮から生きた魚を放流することへの抵抗感が相まって、都市部の若い世代を中心に急速に普及した。しかし今年は、類似商品が市場に溢れ「飽和状態」となったこと、また物価高騰の影響もあり、消費者が供物全体を簡素化する傾向が強まったことで、ブームは急速に沈静化している。

変わりゆくベトナムの伝統行事

この現象は、急速な経済発展を遂げるベトナム社会における伝統行事のあり方の変容を象徴している。都市化やライフスタイルの変化に伴い、若い世代は伝統を尊重しつつも、より実用的で簡便な形式を求める傾向にある。一方で、こうした変化は伝統文化の継承という観点から懸念の声も上がっている。日本企業にとっては、ベトナム市場における季節商品やギフト市場の動向を読み解く上で、こうした消費者意識の変化を注視することが重要となるだろう。

出典: VnExpress

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