【テト風物詩】ホーチミン市の運河沿いで2,000本のバインテト作り──地域住民が困窮者に届ける温かい正月

Nấu 2.000 bánh tét bên bờ kênh TP HCM tặng người khó khăn

ベトナム最大の経済都市ホーチミン市で、旧正月(テト)を前に心温まる光景が広がっている。ニエウロック・ティゲー運河沿いのニエウロック地区で、数百人の住民が朝から夜まで総出で伝統的な正月料理「バインテト」を2,000本も手作りし、生活困窮者に届けるという地域活動が行われた。

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運河沿いに立ち上る湯気と笑顔

ニエウロック・ティゲー運河はかつて「死の運河」と呼ばれるほど汚染が深刻だったが、大規模な浄化事業を経て現在は市民の憩いの場となっている。その運河沿いで、大きな鍋がいくつも並び、バインチュン(北部式の四角い餅)やバインテト(南部式の円筒形の餅)がぐつぐつと煮込まれる様子は、ベトナムの正月を象徴する風景だ。

バインテトは、もち米と緑豆、豚肉をバナナの葉で包み、数時間かけて茹で上げる伝統料理である。材料費や手間を考えると、経済的に厳しい家庭では自前で用意することが難しい。だからこそ、こうした地域ぐるみの支援活動が大きな意味を持つ。

ベトナム社会に根付く「相互扶助」の精神

ベトナムでは「テトは家族で過ごすもの」という意識が非常に強い。しかし都市部には地方から出稼ぎに来た労働者や、身寄りのない高齢者も多く、正月を一人で過ごす人も少なくない。そうした人々に温かい食事と「あなたは一人ではない」というメッセージを届けることが、この活動の本質だ。

日本でいえば、年末の炊き出しや歳末助け合い運動に近い文化だが、ベトナムでは地縁・血縁を超えた「共同体意識」がより色濃く残っている点が特徴的である。

考察:経済成長の陰で求められる社会的包摂

ホーチミン市はベトナム経済の牽引役として急速に発展を続けているが、その一方で貧富の格差も拡大している。こうした草の根レベルの支援活動は、行政の福祉政策を補完する重要な役割を果たしており、日本企業がベトナムでCSR活動を展開する際の参考にもなるだろう。

出典: VN Express

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