ベトナムの首都ハノイおよび南部の商都ホーチミン市で、「財神の日(Ngày vía Thần Tài)」を迎え、金や銀を購入しようとする市民が早朝から長蛇の列をつくる光景が見られた。縁起物として貴金属を手に入れようとする人々の熱気に包まれた、ベトナムならではの伝統行事の様子をお伝えする。
「財神の日」とは何か
財神の日は、旧暦1月10日にあたるベトナムの伝統的な吉日である。この日に金や銀を購入すると、一年を通じて金運や商売繁盛に恵まれるという信仰が根強く残っている。特に商売を営む人々にとっては重要な日であり、毎年この時期になると貴金属店には多くの客が殺到する。日本でいえば「初詣」や「恵方巻き」のような、新年の縁起物を求める文化に近い感覚といえるだろう。
夜明け前から続く行列
今年もハノイとホーチミン市の両都市では、夜明け前の薄暗い時間帯から貴金属店の前に行列ができた。購入者の多くは小さな金のアクセサリーや銀製品を手に入れるために並んでおり、「幸運を逃したくない」「家族の繁栄を願って」といった声が聞かれた。近年はオンライン予約を導入する店舗も増えているが、それでも実店舗に足を運び、直接購入することにこだわる人は依然として多い。
金価格高騰の中でも衰えない購買意欲
世界的に金価格が高止まりする中でも、ベトナム人の財神の日における購買意欲は衰えていない。これは単なる投資目的ではなく、文化的・宗教的な意味合いが強いためである。小さな金の延べ棒や金で作られた猫(干支にちなんだもの)などが人気商品となっており、各店舗も需要に応えるべく在庫を確保している。
日本との文化比較と今後の展望
日本でも正月に縁起物を購入する文化があるが、ベトナムの財神の日はそれ以上に「金・銀」という実物資産に特化している点が特徴的である。急速な経済成長を遂げるベトナムでは、こうした伝統行事が消費を押し上げる一つの要因ともなっている。進出する日本企業にとっても、現地の文化や消費行動を理解する上で参考になる事例といえるだろう。
出典: VnExpress
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