ベトナム最大の祝日である旧正月(テト)を目前に控え、ハノイ市およびホーチミン市で供物用の果物価格が急騰している。特に「マムグークア」(五果盆)と呼ばれる伝統的な供物台に欠かせないミニサイズのココナッツとパイナップルは、通常期の3〜5倍にまで値上がりしており、供給不足が深刻化している。
ベトナムの伝統「マムグークア」とは
マムグークア(Mâm Ngũ Quả)は、テト期間中に各家庭の祭壇に供えられる5種類の果物を盛り合わせた供物台である。「五果」には繁栄、健康、幸福などの願いが込められており、ベトナム人にとって新年を迎える上で欠かせない伝統行事の一つだ。地域によって使用される果物は異なるが、ココナッツ(「đủ」=充足の意)やパイナップル(「thơm」=芳香、繁栄の意)は南部を中心に特に人気が高い。
価格高騰の背景——供給不足と需要集中
今回の価格急騰の主な要因は、供給の逼迫である。ミニサイズのココナッツやパイナップルは見栄えが良く供物に適しているため、テト直前に需要が一気に集中する。一方で、これらの品種は栽培量が限られており、収穫時期も限定的であることから、毎年この時期には品薄状態となりやすい。2026年のテトでは、天候不順などの影響も重なり、例年以上の供給不足が発生しているとみられる。
日本企業・在住者への示唆
ベトナムに進出している日系企業や在住日本人にとって、テト期間中の物価変動や物流の停滞は毎年の課題である。今回のような農産物価格の急騰は、現地従業員への賞与(テトボーナス)や贈答品の手配にも影響を及ぼす可能性がある。また、テトは約1週間の長期休暇となるため、製造業やサービス業では事前の在庫確保や人員配置の調整が不可欠となる。
出典: VN Express
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