世界各地で軍事衝突が発生した際、ベトナムの代表的な株価指数であるVN-Indexは、グローバルな株式指数と比較して直接的な影響を受けにくい傾向があることが明らかになった。ただし、短期的なネガティブな変動は避けられないとの分析が示されている。
グローバル市場との連動性の低さ
VN-Indexは、ホーチミン証券取引所に上場する企業で構成されるベトナムの主要株価指数である。新興国市場の一角を占めるベトナム株式市場は、先進国市場と比較して外国人投資家の保有比率が相対的に低く、国内の個人投資家が市場参加者の大部分を占めている。この市場構造が、地政学的リスクに対する耐性の一因とされている。
過去の事例を振り返ると、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始時や、中東地域での紛争激化時においても、VN-Indexは欧米やアジアの主要指数ほど急激な下落を記録しなかったケースが多い。これは、ベトナム経済が内需主導型の成長を続けていることや、エネルギー資源の輸出国としての側面も持つことが影響しているとみられる。
短期的な変動リスクは残存
とはいえ、グローバルなリスクオフ局面では、新興国市場全般から資金が流出する傾向があり、ベトナム市場も例外ではない。特に外国人投資家の売り越しが続く局面では、VN-Indexも下押し圧力を受けることになる。
また、戦争に伴うサプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰は、製造業を基盤とするベトナム経済にとって間接的なリスク要因となりうる。投資家は、短期的なボラティリティに備えつつも、中長期的な成長ポテンシャルを見極める姿勢が求められる。
日本の投資家への示唆
ベトナム株への投資を検討する日本の投資家にとって、地政学リスク発生時の市場特性を理解しておくことは重要である。VN-Indexの相対的な安定性は、ポートフォリオの分散効果を高める可能性がある一方で、流動性リスクや為替リスクにも十分な注意が必要だ。
出典: VnExpress
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