ベトナム国家銀行(中央銀行)のファム・タイン・ハー副総裁は、中東情勢の緊張を背景に、今週の為替レートが上昇傾向(ドン安・ドル高)にあり、昨年末と比較しても上昇していると明らかにした。
中東リスクがベトナム通貨市場に波及
ハー副総裁の発言によれば、足元のベトナムドンと米ドルの為替レートは上昇基調にある。この「上昇」とは、1ドルあたりのドン建て価格が上がること、すなわちドン安・ドル高の方向への動きを意味する。
その主因として副総裁が指摘したのが、中東地域における地政学的緊張の高まりである。中東情勢の不安定化は原油価格の変動要因となるほか、世界的なリスクオフの動きを誘発し、新興国通貨から米ドルへの資金シフトを促す傾向がある。資源輸入国であるベトナムもその影響を免れない状況だ。
ベトナム経済と為替の関係
ベトナムは輸出主導型の経済構造を持ち、サムスンやインテルなど外資系企業の製造拠点が集積している。為替の安定は輸出競争力の維持と輸入コストの抑制の両面で重要であり、中央銀行は市場介入を含む様々な手段で為替の急変動を抑制してきた。
今回の副総裁発言は、外部要因による為替変動リスクに対する当局の警戒感を示したものといえる。日系企業を含むベトナム進出企業にとっても、為替ヘッジや調達戦略の見直しを検討する契機となりそうだ。
今後の注目点
中東情勢の推移次第では、さらなるドン安圧力がかかる可能性もある。ベトナム国家銀行がどのようなタイミングで市場安定化策を講じるか、今後の政策対応に注目が集まる。
出典: VnExpress
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