ベトナム商工省と財務省は2026年2月5日午後3時より、国内のガソリンおよび軽油価格を一斉に引き上げると発表した。上げ幅は1リットル(または1キログラム)あたり40〜520ドン(日本円で約0.2〜3円相当)となる。
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価格改定の詳細
ベトナムでは、政府が定期的に燃料価格を調整する「価格連動制度」が採用されている。商工省と財務省の2省合同で、国際原油価格や為替動向を踏まえ、原則として10日ごとに小売価格が見直される仕組みだ。今回の値上げは、国際市場における原油価格の上昇傾向を反映したものとみられる。
ベトナム経済と燃料価格の関係
ベトナムは近年、製造業の集積地として急成長を遂げており、物流コストは企業活動に直結する重要な要素である。とりわけ、日系企業が多く進出する北部のハノイ周辺や南部のホーチミン市近郊の工業団地では、燃料価格の変動が輸送費に影響を与えやすい。また、バイク社会であるベトナムでは、一般市民の生活費にも直接的な打撃となる。
日本企業・駐在員への影響
ベトナムに拠点を置く日本企業にとって、燃料価格の上昇は物流コストや従業員の通勤手当などに波及する可能性がある。特に、サプライチェーン全体でコスト管理を重視する製造業では、今後の価格動向を注視する必要があるだろう。駐在員や長期滞在者にとっても、タクシーやGrab(配車アプリ)の料金上昇という形で影響が出る可能性がある。
今後の見通し
国際原油市場の不安定さが続く中、ベトナム国内の燃料価格も当面は変動が続くと予想される。政府は価格安定基金を通じて急激な値上げを抑制する措置を講じているが、世界的なエネルギー情勢次第では、さらなる調整が行われる可能性も否定できない。
出典: VnExpress












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