ベトナムで「金を買うと1年間の幸運を呼び込む」とされる旧暦1月10日の「タンタイ神の日(Vía Thần Tài)」を前に、今年は1分(チー=約3.75g)以下の小型金製品、いわゆる「ミニ金」が市場の主役に躍り出ている。背景には深刻な金の供給不足があり、各企業は庶民の「縁起担ぎ」需要に応えるべく戦略を転換している。
タンタイ神の日とは──ベトナム版「福の神」信仰
タンタイ神(財神)は中国道教に由来する富と繁栄の神で、ベトナムでは商売繁盛や金運上昇を願う対象として広く信仰されている。旧暦1月10日は「タンタイ神が地上に降りてくる日」とされ、この日に金を購入すると1年を通じて財運に恵まれるという民間信仰が根強い。毎年この日は全国の金販売店に長蛇の列ができる光景が風物詩となっている。
供給不足が生んだ「ミニ金」ブーム
今年の特徴は、金の供給が限られる中で、多くの企業が1分未満の小型金製品の販売を強化していることである。従来は1分(約3.75g)単位での購入が一般的だったが、金価格の高騰と原材料不足により、より手頃な価格帯のミニ金が消費者の支持を集めている。企業側も「縁起を担ぎたい」という庶民の心理に応え、0.5分や0.3分といった少量の金製品ラインナップを拡充している。
日本企業・投資家への示唆
ベトナムの金市場は国際相場との連動性が高い一方で、こうした文化的イベントによる季節需要も大きな特徴である。現地でジュエリー事業や小売業を展開する日本企業にとっては、こうした消費動向を理解することがマーケティング戦略の鍵となるだろう。また、ベトナム人の根強い「金への信頼」は、同国の個人資産形成や消費行動を読み解く上で重要な視点である。
出典: VN Express
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