ベトナム鉄鋼業界の雄、ホアファット・グループ(Hòa Phát Group)の創業者であり、同国を代表する富豪として知られるチャン・ディン・ロン(Trần Đình Long)会長の息子、チャン・ヴー・ミン(Trần Vũ Minh)氏が、同社株式(ティッカー:HPG)を5,000万株取得する意向を表明した。株価が過去6ヶ月で最安値水準に落ち込む中での大口買い付け登録であり、創業家による強気の姿勢を示すものとして市場関係者の注目を集めている。
ホアファット・グループとは
ホアファット・グループは1992年創業、ベトナム最大の鉄鋼メーカーであり、建材、家具、不動産、農業など多角的な事業を展開するコングロマリットである。同社のHPG株はホーチミン証券取引所(HOSE)に上場しており、時価総額でベトナム市場を代表する銘柄の一つとして位置づけられている。創業者のチャン・ディン・ロン会長は、フォーブス誌のベトナム富豪ランキングで常に上位にランクインする人物だ。
なぜこのタイミングなのか
今回の買い付け登録は、HPG株価が6ヶ月ぶりの安値圏にある中で発表された。世界的な鉄鋼需要の減速懸念や、中国からの安価な鉄鋼製品流入による競争激化が、同社株の下落要因とされている。こうした逆風下での創業家による大規模な買い増しは、経営陣が自社の中長期的な成長性に自信を持っていることを市場に示すシグナルと受け止められている。
日本企業・投資家への示唆
ホアファット・グループは、日本企業にとっても重要な取引先・競合相手である。同社の業績動向はベトナムの建設・インフラ需要のバロメーターでもあり、日系建設会社や商社にとっても注視すべき存在だ。また、ベトナム株への投資を検討する日本の個人投資家にとって、創業家の動向は投資判断の一つの材料となり得る。
出典: VN Express
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