2026年の旧正月(テト)を目前に控えた2月14日、ベトナムの金市場でSJC金地金の価格が急反発し、売値が1両あたり1億8100万ドンと2週間ぶりの高値を記録した。前日13日の大幅下落から一転、買値・売値ともに200万ドンの上昇となり、年末需要と国際金価格の上昇が重なった形だ。
テト前の週、金価格は激しい値動き
丙午(ひのえうま)の年を迎えるテト直前の1週間(2月9日〜14日)、SJC金地金の価格は激しい変動を見せた。1回の値動きで100万ドン以上の上下を繰り返したものの、各企業の終値ベースでは横ばい傾向を維持していた。
2月14日午前10時時点で、SJC社は金地金の買値を1億7800万ドン/両、売値を1億8100万ドン/両で提示。これは前日終値から買値・売値ともに200万ドンの上昇となる。PNJ、DOJI、バオティンミンチャウ、バオティンマンハイといった大手各社も同様の価格帯(1億7800万〜1億8100万ドン/両)で取引を行っている。
南部市場も追随、一部店舗は差異あり
ホーチミン市を中心とする南部地域でも金価格は上昇。ミーホン社では買値が180万ドン、売値が200万ドンの上昇となり、1億7830万〜1億8100万ドン/両で取引されている。一方、ゴックタム社は100万ドンの上昇にとどまり、1億7700万〜1億8000万ドン/両と市場では比較的低い水準を維持している。
DOJIとフークイでは前日から価格を据え置き、1億7600万〜1億7900万ドン/両での取引となっている。売値と買値の差(スプレッド)は各社とも概ね300万ドン程度で推移している。
金リングも連動して上昇
金地金の値動きに連動し、金リング(9999純金)も各社で200万ドン程度の上昇を記録。SJC社とPNJは買値1億7750万ドン、売値1億8050万ドンで提示。バオティンミンチャウとバオティンマンハイは金地金と同価格の1億7800万〜1億8100万ドン/両で取引している。
ゴックタム社の金リングは1億6950万〜1億7350万ドン/両と、北部企業と比べて700万〜800万ドン安いが、スプレッドは400万ドンと市場で最も大きい。
国際金価格との乖離は約2000万ドン
ニューヨーク市場では2月13日、金スポット価格が約2.5%上昇し、1オンス5043.9ドルに到達した。ベトコムバンクのレートで換算すると、ベトナムの金地金価格は国際価格より約2030万ドン/両高い水準にある。金リングの場合、ブランドにより1280万〜2030万ドン/両の乖離がある。
テト期間の営業体制
SJC社は棚卸作業のため、金地金・金リング・縁起物の金製品の取引を2月13日で終了。北部の店舗は2月15日から、ホーチミン市の店舗は2月16日(旧暦12月29日)から休業に入る。ただし、アエオンビンタンとアエオンタンフーの2店舗はテト期間中も営業を継続する。
今後の見通し
テト期間中は取引量が大幅に減少するため、価格の急変動は起きにくいとみられる。しかし、国際金価格が史上最高値圏で推移していることから、テト明け後の市場動向には注意が必要だ。ベトナムでは金が資産保全の手段として根強い人気があり、インフレヘッジや結婚・祝い事の贈答品として需要が継続している。
出典: VnEconomy
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