サイゴンビールの親会社サベコ、売上高が過去10年で最低水準に急落──約6,000億ドン減の衝撃

Chủ hãng bia Sài Gòn có doanh số thấp nhất 10 năm

ベトナムを代表するビールブランド「サイゴンビール」を傘下に持つサベコ(Sabeco)の業績が大幅に悪化している。2025年の年間売上高は26兆2,500億ドンとなり、前年比で約6兆ドン(約6,000億ドン単位)もの減少を記録した。これは過去10年間で最も低い水準であり、ベトナムビール業界の厳しい現状を如実に示している。

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サベコとは何者か──ベトナムビール業界の巨人

サベコ(正式名称:Saigon Beer – Alcohol – Beverage Corporation)は、ベトナム南部を中心に圧倒的なシェアを誇るビール大手である。主力ブランドの「Bia Saigon(サイゴンビール)」は、ベトナム国民に広く親しまれてきた国民的ブランドだ。2017年にはタイの飲料大手タイ・ビバレッジ(Thai Beverage)が約49億ドルを投じて同社の経営権を取得し、以降は外資傘下での経営が続いている。

売上急減の背景──複合的な要因

今回の大幅な売上減少には、複数の要因が絡み合っている。まず、ベトナム政府が2019年に導入した厳格な飲酒運転取り締まり強化(通称「ゼロ・アルコール法」)の影響が依然として続いている。これにより、外食時の飲酒文化が大きく変容し、ビール消費量全体が減少傾向にある。

さらに、若年層を中心とした健康志向の高まりや、ノンアルコール飲料・クラフトビールへの嗜好シフトも、大手ビールメーカーにとっては逆風となっている。加えて、競合他社との価格競争激化や、原材料コストの上昇も利益を圧迫しているとみられる。

日本企業への示唆──ベトナム消費市場の変化

サベコの業績悪化は、ベトナム消費市場の構造変化を象徴する出来事といえる。日本企業にとっても、ベトナムを有望な消費市場として捉える際には、単純な人口増加や経済成長だけでなく、消費者行動の変化や規制環境の影響を慎重に見極める必要がある。特に、飲料・食品分野での進出や投資を検討する企業にとって、今回の事例は重要な参考材料となるだろう。

出典: VN Express

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