ベトナム中部の主要都市ダナン市が、同市西部環状道路とラソン・トゥイローン高速道路を結ぶ新たな接続道路の建設を急ピッチで進めている。総延長6.48km、総工費1,344億ドンに上るこのプロジェクトは、2028年第3四半期の完成を目指しており、同市の経済・社会発展を支える戦略的インフラとして位置づけられている。
ダナン市党委員会書記が現場視察、プロジェクトの重要性を強調
2月26日、ダナン市党委員会のレ・ゴック・クアン書記は、本プロジェクトの施工現場を直接視察した。クアン書記は、この道路が完成すれば西部環状道路網が閉環・完成し、広域的な地域間連携が強化されると指摘。増加の一途をたどる交通量による中心市街地への圧力軽減にも寄与すると述べた。さらに、従来存在した平面交差点の解消による交通安全の向上、および南北高速道路(ダナン市内区間)との一体的な整備にもつながる点を強調した。
森林用地転換や補償手続きも着実に進行
本プロジェクトを所管するダナン市優先インフラ投資プロジェクト管理委員会によると、建設コンソーシアムへの指導と関係機関との連携を通じ、必要な手続きを着実に推進している。具体的には、2.58ヘクタールの森林用地の転換手続き、および15件に上る補償・立ち退き案件への対応が、緊張感を持って進められている。施工面では、3号橋のM1橋台に設置予定の場所打ち杭13本すべてが完了し、2号橋のM2橋台でも16本中1本の杭打ちが終了するなど、工事は着実に前進している。
2026年に713億ドンの支出完了を目標
計画によると、2026年は重要なマイルストーンとなる年であり、配分された予算713億ドンを100%執行する見込みである。橋梁部分については場所打ち杭の70%を完成させる目標を掲げており、道路部分では全長4.5kmのうち約1.0kmでアスファルト舗装まで施工を完了させる計画だ。また、建設工事を円滑に進めるため、既存のインフラ設備の移設も全面的に実施される。
年初からの時間を最大限活用し、工期短縮を図る
クアン書記は、管理委員会や各部局、建設業者の努力を高く評価した上で、年初からの時間を最大限に活用し、好天の時期を逃さず工事を加速するよう指示した。予算執行の効率性と工事品質の両立を求めるとともに、関係機関に対しては緊密に連携して手続きを完了させ、課題を迅速に解決し、残りの用地を早期に施工業者へ引き渡すよう要請した。
日本企業への示唆:ベトナム中部の交通インフラ投資が加速
ラソン・トゥイローン高速道路は、ベトナムの南北高速道路網の一部を構成する重要路線である。ダナン市はベトナム中部最大の経済拠点であり、日系製造業の進出も活発な地域だ。今回の接続道路整備により、ダナン港や周辺工業団地へのアクセスが向上することが期待される。物流効率の改善は、同地域に拠点を構える、あるいは進出を検討する日本企業にとっても追い風となるだろう。
出典: Vn Economy
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