ベトナムの旧正月「テト(Tết)」を目前に控え、同国を代表する高級マンゴー「ホアロック(Hòa Lộc)」の価格が急騰している。最上級の「一級品」は1kgあたり20万ドン(日本円で約1,200円、為替レートにより変動)に達し、庶民にとっては手が届きにくい存在となっている。
供給不足と旧正月需要が重なり価格高騰
価格高騰の主な要因は、供給量の不足と旧正月特有の需要増加である。ベトナムでは、テトの期間中に「マムグークア(Mâm ngũ quả)」と呼ばれる五果盆(ごかぼん)を飾る習慣がある。これは先祖への供物として5種類の果物を盛り合わせるもので、各家庭や店舗で欠かせない正月飾りとなっている。この五果盆に使用する果物として、ホアロックマンゴーは特に人気が高く、需要が集中する時期に供給が追いつかない状況が生まれている。
ホアロックマンゴーとは
ホアロックマンゴーは、メコンデルタ地域のティエンザン省(Tiền Giang)カイベー郡ホアロック村を原産地とする高級品種である。滑らかな食感と強い甘み、芳醇な香りが特徴で、ベトナム国内では「マンゴーの女王」とも称される。通常時でも他品種より高値で取引されるが、テト期間中は縁起物としての需要も加わり、さらに価格が上昇する傾向にある。
日本との関連と今後の展望
近年、ベトナム産マンゴーは日本への輸出も増加傾向にある。2023年には植物検疫条件がクリアされ、正式に日本市場への輸出が解禁された経緯がある。今回のような価格高騰は、将来的に日本向け輸出にも影響を与える可能性がある。また、ベトナムの農業分野に投資を検討する日本企業にとっては、季節変動や気候リスクによる供給不安定性を考慮する必要があることを示す事例といえるだろう。
テトは家族が集まり、伝統を大切にするベトナム最大の祝日である。高級果物の価格高騰は、豊かさの象徴を求めるベトナム人の心理と、農業国としての課題が交差する興味深い現象といえる。
出典: VnExpress
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