ベトナム北部の主要港湾都市ハイフォン市が、市西部地区における新たな道路インフラ整備計画を推進している。2026年2月26日、同市人民委員会は、省道391号線(ĐT.391)と省道390号線(ĐT.390)を結ぶ連絡道路建設プロジェクトの投資方針決定に向けた手続きを進めていることを明らかにした。
総延長5.38km、総投資額は1,019億ドン超
今回提案された連絡道路プロジェクトは、タイビン川に架かる高架橋から省道390号線までを結ぶ区間で、総延長は5.38kmとなる。用地面積は24.6ヘクタールに及び、ハイフォン市西部のナムドン地区およびアイクォック地区を通過する計画である。
総投資額は1,019億ドン超で、財源は全額ハイフォン市の予算から拠出される。事業期間は2026年から2028年までの3年間が予定されている。
国道5号線の渋滞緩和と環状道路の整備が狙い
本プロジェクトの主要な目的は、ハイフォン市西部都市圏における「環状1号線」の段階的な完成である。現在、同地域の交通は国道5号線(ハノイとハイフォンを結ぶ幹線道路)に集中しており、慢性的な渋滞と交通事故リスクが課題となっている。
新道路が開通すれば、周辺の区・町を国道5号線を経由せずに相互接続できるようになり、交通の分散効果が期待される。また、現在建設中のタイビン川高架橋および取付道路との相乗効果により、将来的に計画されているハイフォン市の東西を結ぶ高速連絡道路との接続も見据えている。
ハイフォン市西部開発の加速に期待
ハイフォン市は、ベトナム北部における工業・物流の拠点として近年急速に発展している。特に日系企業を含む外資系製造業の進出が相次いでおり、港湾施設と内陸部を結ぶ交通インフラの整備は喫緊の課題である。
今回の道路建設プロジェクトは、市西部地区の開発ポテンシャルを引き出し、地域経済の活性化を促進する重要な施策と位置付けられている。レ・アイン・クァン常務副市長の指示のもと、交通建設投資プロジェクト管理委員会と農業・農村開発建設投資プロジェクト管理委員会が連携して、投資方針決定に向けた書類の精査・整備を進めている。
考察:日系企業にとっての意義
ハイフォン市周辺には、ディンブー工業団地やVSIP海防など、多くの日系企業が操業する工業団地が集積している。国道5号線の渋滞は長年にわたり物流コストの上昇要因となってきたため、今回の環状道路整備は、サプライチェーンの効率化という観点からも注目に値する。ベトナム北部への投資を検討する日本企業にとって、同地域のインフラ整備動向は引き続き重要なウォッチポイントとなるだろう。
出典: Vn Economy
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