ハノイ市、ロンビエン橋の列車運行を大幅削減へ――「トレインストリート」のカフェ街も貨物列車停止、歴史的インフラ移管で都市再開発に着手

Hà Nội: Giảm tàu qua cầu Long Biên, dừng tàu hàng khu phố cà phê đường tàu

ベトナムの首都ハノイ市と建設省が、市中心部を走る鉄道路線の大幅な運行見直しで合意した。SNSで世界的に有名になった「トレインストリート(線路沿いカフェ街)」を通過する貨物列車を停止し、フランス植民地時代に建設された歴史的建造物ロンビエン橋の鉄道インフラをハノイ市に移管する方針だ。都市再開発と歴史的景観の保全を両立させる大規模プロジェクトが動き出す。

目次

旅客列車削減と貨物列車の運行停止

建設省とハノイ市人民委員会は、ハノイ駅からザーラム駅間の列車運行体制を調整することで合意した。具体的には、旅客列車と観光列車の運行頻度を削減し、南方面からの列車はハノイ駅で終着、北方面からの列車はザーラム駅で終着とする。削減対象となった列車はザーラム駅を終点とすることになる。

この変更に伴い、ハノイ市はザーラム機関車工場付近にバス乗り換え拠点を新設し、両駅間の旅客輸送を確保する計画だ。

貨物列車は西部路線へ全面移管

ハノイ駅―ロンビエン橋―ザーラム駅間を走行していた貨物列車については、運行を完全に停止する。全ての貨物列車は、既存の西部路線(バックホン―ヴァンディエン間)に振り替えられる。ハノイ市はベトナム鉄道総公社と協力し、ハードン駅付近(フールオン地区)に約1ヘクタールの貨物ヤードを整備する方針だ。

ロンビエン橋を含む鉄道インフラの移管

今回の合意で最も注目されるのは、ハノイ駅からザーラム駅間の国有鉄道インフラ(レール面から下部構造まで)をハノイ市に移管する方針が決まったことだ。これにはロンビエン橋も含まれる。ハノイ市は移管後、都市再開発・整備・再生事業を推進し、中心部の歴史的・文化的空間の保全と活用を図る。

建設省は省庁横断の作業部会を設置し、法的根拠や資産現況の精査、総合的な移管計画の策定を進める。ベトナム鉄道局が資産範囲と現状を調査し、実施ロードマップ、移管方式、必要投資項目、関係者の責任分担を検討する。作業部会の報告を踏まえ、建設省とハノイ市が最終決定を下す。

背景と今後の影響

ロンビエン橋は1902年にフランス統治下で完成した全長約1.7キロメートルの鉄橋で、ベトナム戦争時には米軍の爆撃を受けながらも修復を重ね、ハノイ市民の誇りとなっている歴史的シンボルだ。一方、線路沿いに軒を連ねるカフェ群「トレインストリート」は、列車が通過する様子を間近で体験できるスポットとしてSNSで拡散され、外国人観光客に絶大な人気を誇ってきたが、安全上の懸念から当局は規制強化を進めていた。

今回の措置は、老朽化した鉄道インフラの維持負担軽減と観光地化した住宅街の安全確保、さらには中心部の都市再開発を一体的に進める狙いがある。日本企業にとっても、ハノイ中心部の再開発案件や歴史的建造物の保存技術協力など、新たなビジネス機会が生まれる可能性がある。

出典: Vn Economy

いかがでしたでしょうか。今回のハノイ市の鉄道インフラ再編について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。この記事が参考になったら、ぜひXでシェアしていただけると嬉しいです。より多くの方にベトナム投資の魅力を伝えたいと思っています。

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