ベトナム天然資源環境省は、企業がリサイクル義務を果たす際の「基金への資金拠出」方式を廃止し、企業自らが直接リサイクルを実施するか、オフセットクレジット(補償クレジット)を購入することを義務付ける新たな提案を発表した。この政策転換は、ベトナムが推進する「グリーン転換(緑の転換)」を加速させる狙いがある。
提案の背景と内容
現行制度では、製造業者や輸入業者は、自社製品のリサイクル義務を履行する方法として、直接リサイクルを行うか、または環境保護基金に資金を拠出するかを選択できた。しかし、基金への拠出を選ぶ企業が多く、実際のリサイクル活動が十分に促進されていないとの指摘があった。
今回の提案では、この「基金拠出」オプションを撤廃し、企業に対して実質的なリサイクル活動への参加を求める。具体的には、自社でリサイクル施設を運営するか、認定されたリサイクル事業者と提携するか、あるいはオフセットクレジットを購入して義務を果たす形となる。
日本企業への影響と今後の展望
ベトナムには多くの日系製造業が進出しており、包装材や電子機器などを扱う企業にとって、この政策変更は経営戦略に直接影響を与える可能性がある。特に、自社でリサイクル体制を構築するコストや、信頼できる現地パートナーの選定が課題となるだろう。
一方で、この政策は循環型経済への移行を加速させ、ベトナムの環境対策を国際基準に近づける効果が期待される。ESG(環境・社会・ガバナンス)投資を重視する企業にとっては、むしろビジネスチャンスと捉えることもできる。
出典: VnExpress
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