ベトナム経済の躍進を象徴する「10億ドル利益クラブ」のメンバーが、2025年に11社へと拡大した。新たにVPBank(ベトナム繁栄商業銀行)とVingroup(ビングループ、ベトナム最大のコングロマリット)が仲間入りを果たし、同国の企業群が世界的にも注目される利益水準に達していることが改めて示された。
銀行セクターが7社を占める圧倒的な構図
注目すべきは、この「10億ドルクラブ」11社のうち、実に7社が銀行であるという点である。ベトナムの金融セクターは、急速な経済成長と中間層の拡大を背景に、融資需要やリテール金融サービスが拡大し続けている。国内銀行は、デジタルバンキングへの投資や支店網の拡充により、収益基盤を着実に強化してきた。
ベトナムの銀行業界は、政府主導の金融改革や不良債権処理の進展もあり、健全性を維持しながら高い成長率を記録している。特に民間銀行の台頭が顕著であり、VPBankの今回の「クラブ入り」はその象徴といえる。
新規参入のVPBankとVingroup
VPBankは、消費者金融や中小企業向け融資に強みを持つ民間銀行であり、近年はデジタル化戦略を積極的に推進してきた。一方のビングループは、不動産開発を祖業としながら、自動車(VinFast)、小売(VinMart、現Winmart)、ヘルスケア(Vinmec)、教育(Vinschool)など多角的な事業展開で知られる。EV(電気自動車)メーカーVinFastの米国ナスダック上場以降、グローバルな知名度も急上昇している。
日本企業・投資家への示唆
ベトナムにおける「10億ドル利益企業」の増加は、同国が単なる製造拠点ではなく、巨大な内需市場と成長企業を擁する投資先としての魅力を高めていることを意味する。日本企業にとっては、現地パートナーとしての提携候補や、サプライチェーン構築における信頼性の高い取引先が増えていることを示唆している。また、ベトナム株式市場への投資を検討する個人投資家にとっても、収益力の高い優良銘柄が増加している点は朗報といえる。
今後もベトナム経済の成長に伴い、この「クラブ」のメンバーがさらに増える可能性は高い。金融、不動産、製造業など各セクターの動向から目が離せない。
出典: VN Express
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