ベトナムのガソリン価格が1リットルあたり5,100ドン超の大幅値上げ――RON95は3万ドン台に突入、市民生活への影響は

Giá xăng tăng hơn 5.100 đồng

ベトナム政府は2025年3月19日23時付で、国内のガソリン・軽油価格の改定を実施した。主力ガソリンであるRON 95-IIIは1リットルあたり5,100ドン以上の引き上げとなり、新価格は3万690ドンに達した。ディーゼル(軽油)も3万420ドンの水準に設定され、輸送コストや物流コストへの波及が懸念されている。

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値上げの詳細

今回の価格改定では、ベトナム国内で最も広く使用されているガソリン規格「RON 95-III」が1リットルあたり3万690ドンとなった。値上げ幅は5,100ドンを超える大幅なもので、近年の価格改定の中でも際立った上昇幅である。また、トラックやバスなどの商用車に広く利用されるディーゼル燃料も3万420ドンに設定された。

ベトナムでは、商工省(Bộ Công Thương)と財務省(Bộ Tài chính)が共同で、原則として隔週(10日ごと)にガソリン・軽油の小売価格を見直す仕組みを採用している。価格は国際原油市場の動向や、国内の燃料安定化基金(Quỹ Bình ổn giá xăng dầu)の運用状況などを踏まえて決定される。今回の大幅な引き上げは、国際原油価格の上昇基調が直接的な要因と見られる。

市民生活・経済への影響

ベトナムは依然としてバイク社会であり、全国で約7,000万台以上の二輪車が日常の移動手段として使われている。ガソリン価格の上昇は、通勤・通学コストの増加を通じて一般市民の家計を直接圧迫する。加えて、ディーゼル価格の上昇は物流コストの増大を招き、食料品や日用品の価格転嫁につながる可能性が高い。

ベトナム政府はこれまで、急激な燃料価格の上昇局面では燃料安定化基金を活用して価格を抑制する措置を講じてきた。しかし、国際原油価格が高止まりする局面では基金の取り崩しにも限界があり、今回のような大幅値上げに踏み切らざるを得ない状況が生まれる。

日系企業への示唆

ベトナムに製造拠点や物流網を持つ日系企業にとって、燃料価格の上昇は輸送コストの増加に直結する問題である。特に、ベトナム国内での陸上輸送に依存する製造業やサプライチェーンを展開する企業は、コスト管理の見直しが求められる局面となりそうだ。また、燃料高はインフレ圧力を高め、ベトナム国家銀行(中央銀行)の金融政策判断にも影響を及ぼす可能性がある。今後の価格改定動向と、政府の物価抑制策の行方を注視する必要がある。

出典: VN Express

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