ベトナム国営大手Vietcombankが預金金利を大幅引き上げ──短期金利で動き活発化、金融政策の転換点か

Vietcombank tăng lãi suất tiết kiệm

ベトナムの銀行セクターで預金金利の引き上げが相次いでいる。国営銀行最大手のVietcombank(ベトナム外商銀行)が預金金利を大幅に引き上げたことが明らかになった。特に短期の預金金利において顕著な上昇が見られ、市場関係者の注目を集めている。

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Agribankに続き、国営大手が連続利上げ

今回の金利引き上げは、先に同様の措置を講じたAgribank(ベトナム農業農村開発銀行)に続くものである。ベトナムの「4大国営商業銀行」と呼ばれるVietcombank、Agribank、BIDV、VietinBankは、国内金融市場において圧倒的な存在感を持つ。これら大手行が揃って金利を引き上げる動きは、ベトナムの金融政策全体の方向性を示唆するものとして注視される。

Vietcombankは1963年に設立され、ベトナム国内で最も信用力の高い銀行の一つとされる。外国為替業務や貿易金融に強みを持ち、日系企業を含む多くの外資系企業がメインバンクとして利用している。

短期金利の引き上げが意味するもの

今回特筆すべきは、短期の預金金利が重点的に引き上げられた点である。短期金利の上昇は、銀行が短期資金の調達を強化したい意向の表れであり、貸出需要の回復や流動性管理の観点から戦略的な判断がなされたと考えられる。

ベトナム中央銀行(国家銀行)は2023年以降、景気刺激策として政策金利を段階的に引き下げてきた経緯がある。しかし、インフレ圧力や為替変動への対応として、市中銀行レベルでは金利の調整が始まっている可能性がある。

日本企業・投資家への影響

ベトナムに進出している日系企業にとって、現地通貨建ての資金調達コストや運転資金の運用利回りに直接影響を与える動きである。また、ベトナム株式市場への投資を行う個人投資家にとっても、銀行セクターの収益構造の変化は注目材料となる。預金金利の上昇は銀行の調達コスト増加を意味する一方、貸出金利への転嫁が進めば利ざや(NIM)の維持も可能となる。

ベトナム経済は2024年以降、輸出回復や外国直接投資の増加を背景に成長軌道に戻りつつある。金融セクターの動向は、実体経済の先行指標として引き続きウォッチが必要である。

出典: VN Express

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