ベトナムの大手国営銀行であるVietinBank(ベトナム工商銀行)が、首都ハノイの高級住宅エリア「シプトラ(Ciputra)」に保有するオフィスタワーを、2026年上半期中に売却する可能性があることが分かった。ベトナムの有力証券会社であるロンベト証券(VDSC:Viet Dragon Securities)が、最新の投資レポートで予測を示した。
証券会社が示す売却時期の見通し
ロンベト証券の分析によると、VietinBankは同タワーの売却を早ければ2026年第1四半期(1〜3月)中に完了させる可能性があるという。遅くとも上半期(1〜6月)中には取引が成立する見込みだと予測している。
シプトラとは──ハノイ随一の高級エリア
シプトラは、インドネシアの大手不動産開発企業シプトラ・グループが開発した、ハノイ西部のタイホー(西湖)地区に位置する大規模複合開発エリアである。外国人駐在員や富裕層向けの高級住宅、国際学校、商業施設、オフィスビルが集積しており、日本人駐在員の居住地としても人気が高い。不動産価値の高さから、同エリア内の物件売却は市場の注目を集めやすい。
VietinBankの資産売却戦略
VietinBankは、ベトナム四大国営商業銀行の一角を占める大手金融機関である。近年、同行は不良資産の処理や自己資本比率の改善を目的として、非中核資産の売却を進めてきた。今回のタワー売却も、こうした財務体質強化の一環とみられる。売却益は、今後の業績や配当政策にも影響を与える可能性がある。
日本企業・投資家への示唆
ベトナムの不動産市場は、2023〜2024年の調整期を経て徐々に回復基調にある。VietinBankのような国営大手が保有する優良物件の売却は、外資系企業や機関投資家にとって投資機会となる可能性がある。特に、シプトラのような好立地物件は希少性が高く、買い手の動向が注目される。
出典:VN Express
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