ベトナムの有力企業REE(冷凍電気機械公社)が、カントー市で進められている大型風力発電プロジェクト「フークオン風力発電所」の運営会社を100%買収することが明らかになった。同社を率いるグエン・ティ・マイ・タイン会長は、ベトナムを代表する女性経営者として知られ、今回の買収によりREEの再生可能エネルギー事業がさらに拡大することになる。
REEとグエン・ティ・マイ・タイン会長について
REE(Refrigeration Electrical Engineering Corporation)は、1977年に設立されたベトナムの老舗企業である。当初は冷凍・空調機器の製造を主力としていたが、現在はエネルギー、不動産、水道事業など幅広い分野に事業を展開する総合企業へと成長した。特に近年は再生可能エネルギー分野への投資を積極的に進めており、風力・水力発電所の運営に力を入れている。
同社を長年にわたり牽引するグエン・ティ・マイ・タイン会長は、ベトナムビジネス界において最も影響力のある女性経営者の一人として広く認知されている。彼女のリーダーシップのもと、REEはホーチミン証券取引所に上場する優良企業としての地位を確立してきた。
買収対象のフークオン風力発電プロジェクト
今回REEが買収するのは、フークオン風力発電会社(Công ty Điện gió Phú Cường)の株式100%である。同社はメコンデルタ地域の中心都市であるカントー市において、同名の風力発電所プロジェクトを推進している事業者だ。
カントー市はベトナム南部メコンデルタ最大の都市であり、中央直轄市としてホーチミン市に次ぐ南部の重要拠点である。平坦な地形と安定した風況を活かした風力発電の適地として注目されており、このプロジェクトは数千億ドン規模の大型投資案件とされる。
ベトナムの再生可能エネルギー市場と今後の展望
ベトナム政府は2050年までのカーボンニュートラル達成を国際公約として掲げており、再生可能エネルギーの導入拡大を国家戦略として推進している。風力発電は太陽光発電とともに、この目標達成の柱と位置づけられている。
REEによる今回の買収は、同社がエネルギー転換の波に乗り、風力発電ポートフォリオをさらに強化する狙いがあるとみられる。日本企業にとっても、ベトナムの再生可能エネルギー分野は有望な投資・協業先として関心が高まっており、REEのような現地大手の動向は注視に値する。
出典: VN Express
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