ベトナム建設業界の重鎮であるグエン・バー・ズオン氏が率いる建設会社リコンズ(Ricons)が、株式公開企業としての資格を取り消された。長年にわたり証券取引所への上場を先送りにしてきた結果、規制当局から厳しい処分を受ける形となった。
リコンズの公開企業資格取り消しの経緯
リコンズは、ベトナム建設業界で確固たる地位を築いてきた企業であり、グエン・バー・ズオン氏のビジネスエコシステム(企業グループ)の中核を担う存在である。同社は株式公開企業として登録されていたが、証券取引所への正式上場を何年にもわたって延期し続けてきた。ベトナムの証券法では、公開企業は一定期間内に上場を完了することが求められており、今回の資格取り消しはこの規定に基づく措置とみられる。
グエン・バー・ズオン氏とは何者か
グエン・バー・ズオン氏は、ベトナム建設業界において「レジェンド」とも呼ばれる存在である。同氏はかつてコテコンズ(Coteccons)の創業者兼会長として、同社をベトナム最大級のゼネコンに成長させた実績を持つ。しかし、2020年に外資系投資家との経営権争いの末にコテコンズを離れ、その後リコンズを中心とした新たな企業グループの構築に注力してきた。今回の処分は、同氏の「第二章」とも言える事業展開に水を差す形となった。
日本企業への影響と今後の展望
ベトナムの建設市場には、多くの日本企業が進出しており、現地パートナーとしてベトナム系建設会社と協業するケースも少なくない。リコンズのような主要プレーヤーの経営環境の変化は、日系企業のプロジェクト遂行にも間接的な影響を及ぼす可能性がある。また、今回の処分はベトナム証券市場における規制強化の一環とも解釈でき、今後上場を目指す企業にとっては、コンプライアンス体制の整備がより一層求められることになるだろう。
出典: VnExpress
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