ベトナムの建設業界で異例の事態が発生した。大手建設会社Fecon(フェコン)が、2025年第4四半期の売上高について「印刷過程でのミス」を理由に大幅な修正を発表。当初発表の2兆7,140億ドンから1兆5,720億ドンへと、実に1兆1,420億ドン以上もの減額訂正となった。
「印刷ミス」という説明に市場は困惑
Feconは、ベトナム国内でインフラ建設や基礎工事を手がける上場企業である。今回の訂正発表では、売上高がほぼ半減するという極めて大きな数字の変動にもかかわらず、その理由を単なる「印刷過程での誤り」と説明している。
通常、上場企業の決算報告は複数の部署による確認プロセスを経て公表される。それにもかかわらず、これほど大きな金額の「印刷ミス」が発生したことについて、投資家や市場関係者の間では困惑と疑念の声が上がっている。
ベトナム建設業界の現状と企業統治への懸念
ベトナムでは近年、公共インフラ投資の拡大を背景に建設業界が成長を続けてきた。しかし一方で、上場企業の情報開示や企業統治(コーポレート・ガバナンス)の質については、依然として課題が指摘されている。
今回のような大幅な決算修正は、ベトナム株式市場に投資する日本企業や個人投資家にとっても、投資判断におけるリスク要因として認識すべき事例といえる。財務情報の信頼性確保は、新興国市場への投資において常に注意を要するポイントである。
今後の注目点
Feconが今後、より詳細な経緯説明や再発防止策を発表するかどうかが注目される。また、ベトナム証券当局がこの件についてどのような対応を取るかも、市場の健全性を測る上で重要な指標となるだろう。
出典: VN Express
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