ベトナムを代表する複合企業マサングループ(Masan Group)傘下のマサンハイテックマテリアルズ(Masan High-Tech Materials)が、鉱物資源事業の拡大に本腰を入れている。世界的なタングステン(ベトナム語でvonfram)価格の高止まりを受け、同社は今後の収益成長に強い期待を寄せている。
タングステン市場の好環境が追い風に
マサンハイテックマテリアルズは、タングステン価格が高水準を維持していることを背景に、売上高の増加を見込んでいる。タングステンは超硬工具や電子部品、航空宇宙産業など幅広い分野で使用される希少金属であり、世界的な産業需要は安定的に推移している。
同社は採掘効率の継続的な改善にも取り組んでおり、コスト競争力の強化と生産性向上を両立させる戦略を進めている。
マサングループの鉱物事業とは
マサングループは、即席麺や調味料などの食品事業、小売チェーン「ウィンマート」の運営など、ベトナム国内で多角的な事業を展開する巨大コングロマリットである。その中でもマサンハイテックマテリアルズは、ベトナム北部で大規模なタングステン鉱山を保有し、世界有数のタングステン生産企業として知られている。
中国が世界のタングステン供給の大部分を占める中、マサンの存在は供給源の多様化を求める各国産業界にとって戦略的な重要性を持つ。特に近年のサプライチェーン見直しの動きの中で、同社の価値は高まっている。
日本企業への示唆
日本の製造業にとって、タングステンは工作機械や自動車部品の生産に欠かせない素材である。中国依存度を下げたい日本企業にとって、ベトナムからの調達ルート拡大は現実的な選択肢となりうる。マサングループの鉱物事業強化は、日越間のビジネス連携の新たな可能性を示唆している。
出典: VnExpress
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