ベトナムの大手商業銀行であるMB(ミリタリーバンク、正式名称:軍隊商業株式銀行)が、金取引事業への参入とデジタル資産取引プラットフォームの構築を計画していることが明らかになった。同行のルー・チュン・タイ取締役会長が発表したもので、伝統的な銀行業務の枠を超えた新規事業領域への進出を目指す動きとして注目される。
MB取締役会長が新事業構想を発表
MBのルー・チュン・タイ取締役会長によると、同行は今後、金取引ビジネスへの参入を予定しているという。さらに、デジタル資産市場への参加に向けて、安全性を確保したプラットフォームの準備を進めていく方針を示した。
MBは、ベトナム人民軍傘下の金融機関として1994年に設立された歴史を持ち、現在はベトナム国内で資産規模トップクラスの商業銀行に成長している。リテールバンキングのデジタル化でも先進的な取り組みを進めており、若年層を中心に顧客基盤を急速に拡大してきた。
ベトナムにおける金と仮想通貨の現状
ベトナムでは伝統的に金への投資需要が根強く、特にインフレヘッジや資産保全の手段として国民に広く親しまれている。一方、金の取引は規制が厳しく、正規のルートでの売買には制約がある。銀行による金取引事業への参入は、こうした市場に新たな選択肢を提供する可能性がある。
デジタル資産については、ベトナム政府は暗号資産(仮想通貨)の法的枠組みの整備を進めている段階にある。2024年以降、関連法制の検討が本格化しており、大手銀行がデジタル資産取引の基盤整備に乗り出す動きは、今後の規制緩和を見据えた布石とも考えられる。
日本企業・投資家への示唆
MBの新事業計画は、ベトナム金融セクターの多角化と近代化が加速していることを示している。日本の金融機関やフィンテック企業にとっては、ベトナム市場での提携や技術協力の機会が広がる可能性がある。また、ベトナム株式に投資する日本の個人投資家にとっても、金融銘柄の成長ポテンシャルを再評価する材料となり得る。
出典: VnExpress
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