ベトナム国内の金地金価格が史上最高水準を更新し続けている。2月10日、国内主要ブランドの金地金販売価格は1両(約37.5グラム)あたり1億8,100万ドン(日本円で約108万円相当)に達した。この価格は国際相場と比較して約2,300万ドン(約14万円)も高い水準であり、ベトナム国内金市場の過熱ぶりを如実に示している。
記録的高騰が続くベトナム金市場
ベトナムでは伝統的に金が資産保全の手段として広く信頼されており、特に旧正月(テト)前後は金の需要が急増する傾向にある。今回の価格高騰も、そうした季節要因に加え、世界的な金価格上昇、ベトナムドンの対ドル下落、そして国内における金供給の構造的制約が複合的に作用した結果といえる。
ベトナム政府は2012年以降、金地金市場を厳格に管理しており、国家銀行(中央銀行)が金地金の輸入を一元的に管理している。このため、国際価格が上昇しても国内供給が追いつかず、需給ギャップから国内価格が国際価格を大幅に上回る「プレミアム」が常態化している。今回の23万円もの乖離は、この構造的問題が深刻化していることを物語る。
日本企業・投資家への影響
ベトナムに進出している日本企業や、ベトナム株・不動産に投資している個人投資家にとって、この金価格の動向は無視できない指標である。金価格の高騰は、ベトナム国民の消費行動や貯蓄志向に影響を及ぼすほか、インフレ圧力の高まりを示すシグナルともなりうる。また、ベトナムドンの安定性に対する市民の不安が金買いに向かっている可能性もあり、為替リスクの観点からも注視が必要だ。
今後の見通し
ベトナム国家銀行は金市場の安定化に向けた対策を検討しているとされるが、抜本的な供給拡大策が講じられない限り、国内外価格差の解消は難しいとの見方が強い。テト明けの需要一服後も、世界的な地政学リスクや米国の金融政策次第では、金価格の高止まりが続く可能性がある。
出典: VnExpress
いかがでしたでしょうか。今回のベトナム金価格高騰について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。
この記事が参考になったら、ぜひXでシェアしていただけると嬉しいです。より多くの方にベトナム投資の魅力を伝えたいと思っています。
【メンバーシップのご案内】
より詳細な投資分析や、ポートフォリオの具体的な銘柄情報、現地からのリアルタイム情報をお求めの方は、ぜひメンバーシップへのご参加をご検討ください。
https://note.com/gonviet/membership












コメント