ベトナムの2025年1月の輸出額が前年同期比29.7%増となる431.9億ドル(約6兆5000億円)を記録し、好調なスタートを切った。10億ドルを超える主力輸出品目は9つに達し、同国の製造業・輸出産業の底力を改めて示す結果となった。
急成長を遂げた1月の輸出実績
ベトナム統計総局の発表によると、2025年1月の輸出総額は431.9億ドルに達した。これは前年同月比で29.7%という大幅な伸びであり、ベトナム経済にとって極めて力強いスタートとなった。特筆すべきは、1品目あたり10億ドル以上を稼ぎ出した輸出品目が9つあったという点である。
ベトナム輸出を支える主力品目
10億ドル超えを達成した品目には、従来からの主力である電話機・部品、コンピュータ・電子製品・部品、繊維・縫製品、履物、機械・設備などが含まれると見られる。近年、ベトナムはサムスン電子やインテルなど世界的なハイテク企業の生産拠点として急成長を遂げており、電子機器関連の輸出が全体を牽引する構図が続いている。
また、中国からの生産移管、いわゆる「チャイナ・プラスワン」の流れも依然として続いており、米中貿易摩擦を背景とした供給網再編の恩恵を受けている形だ。
日本企業への影響と今後の展望
ベトナムは日本にとって重要な貿易パートナーであり、多くの日系製造業が同国に生産拠点を構えている。今回の輸出好調は、日系企業のベトナム拠点からの出荷増にも貢献している可能性が高い。今後もベトナムが「世界の工場」としての地位を固めていく中、サプライチェーン戦略におけるベトナムの重要性は一層高まると予想される。
一方で、2025年は米国の新政権による関税政策の動向が注目されており、ベトナムの輸出環境に変化が生じる可能性もある。引き続き、政策動向と輸出統計の推移を注視する必要があるだろう。
出典: Thanh Niên












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