中国人民銀行(PBOC)が15カ月連続で金の外貨準備を積み増し、総保有量が2,300トンを超えたことが明らかになった。世界的な金価格の変動にもかかわらず、中国は一貫して金の買い増しを続けており、米ドル依存からの脱却を図る姿勢が鮮明になっている。
15カ月連続の金購入、その規模と意図
中国人民銀行は、外貨準備の多様化戦略の一環として、2023年後半から継続的に金の購入を進めてきた。今回の発表により、同行の金保有量は2,300トンを突破。これは世界の中央銀行の中でも上位に位置する規模である。
注目すべきは、国際的な金価格が大きく変動する中でも、中国が購入ペースを緩めていない点だ。金価格は近年、地政学的リスクや各国の金融政策の影響を受けて乱高下を繰り返しているが、中国は長期的な資産保全と通貨の信認強化を優先しているとみられる。
背景にある「脱ドル」の動き
中国の金買い増しの背景には、米中関係の緊張や、ドル建て資産へのリスク分散という戦略的意図がある。米国による経済制裁が他国に対して頻繁に発動される中、中国はドルへの過度な依存を減らし、人民元の国際化と併せて外貨準備の構成を見直している。
また、BRICS諸国を中心とした新興国の間でも、金への関心が高まっており、中国の動きは新たな国際金融秩序への布石とも解釈されている。
日本企業・投資家への示唆
中国の継続的な金購入は、金市場全体の需給に影響を与える可能性がある。日本の投資家や企業にとっても、金価格の動向は資産運用やリスクヘッジの観点から無視できない要素だ。また、中国の「脱ドル」戦略は、アジア全体の金融・貿易環境にも波及する可能性があり、今後の動向を注視する必要がある。
出典: VN Express
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