金価格が世界的に上昇を続ける中、専門家の間では「今回の上昇サイクルは過去とは本質的に異なる」との見方が広がっている。従来の金相場では、急激な価格上昇の後に大幅な下落が起きるパターンが繰り返されてきたが、今回はそのシナリオが当てはまらない可能性があるという。
「脱ドル依存」の動きが金の戦略的価値を押し上げ
専門家によれば、金が一部の国々にとって「戦略的資産」としての位置づけを獲得しつつあることが、今回の上昇サイクルの最大の特徴である。これらの国々は、米ドルへの依存度を下げる目的で金の保有を増やしており、これが価格を構造的に下支えしている。
近年、中国やロシアをはじめとする新興国の中央銀行が金の購入を積極的に進めてきた。地政学的緊張の高まりや、米国による経済制裁の拡大を背景に、ドル建て資産に対するリスク分散の動きが加速している。こうした「公的部門」からの継続的な需要は、投機的な動きとは異なり、一過性ではないと考えられている。
過去の急騰・急落サイクルとの違い
1980年代や2011年頃の金価格高騰時には、インフレ懸念や金融危機への不安から価格が急上昇した後、状況の沈静化とともに大幅な調整局面を迎えた。しかし今回は、単なる「安全資産への逃避」にとどまらず、国際通貨システムそのものへの構造的な変化が背景にあるため、従来のパターンが繰り返されるとは限らないというのが専門家の見立てである。
日本の投資家・企業への示唆
この動向は、日本の個人投資家や企業にとっても注視すべきテーマである。金はポートフォリオの分散先として従来から人気があるが、今後は「地政学リスクへのヘッジ手段」としての側面がより強く意識される可能性がある。ベトナムをはじめとするアジア各国でも、金に対する関心は依然として高く、地域全体の投資動向を見る上で重要な指標となりそうだ。
出典: VN Express
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