ベトナム産の野菜・果物が日本市場で着実に存在感を高めている。2025年、日本の消費者がベトナムから輸入した青果物の総額は6,000億ドンを超え、特に菊(花卉)、バナナ、サツマイモの3品目が全体の約47%を占める人気商品となっていることが明らかになった。
日本向け輸出の主力品目
今回のデータによれば、ベトナムから日本への青果物輸出において、菊をはじめとする花卉類、バナナ、サツマイモが特に高い需要を誇っている。これら3品目だけで、2025年の対日青果物輸出額のほぼ半分を占めるという結果だ。
日本では古くから菊が仏花や観賞用として重宝されており、ベトナム中部高原のダラット(Đà Lạt)などで栽培される高品質な菊は、価格競争力と品質の両面で日本市場に浸透している。また、バナナやサツマイモは健康志向の高まりを背景に、スーパーや量販店での取り扱いが拡大している。
日越農産物貿易の背景
日本とベトナムの間では、2008年に発効した日越経済連携協定(JVEPA)や、2018年発効のCPTPP(環太平洋パートナーシップ協定)により、農産物の関税が段階的に引き下げられてきた。こうした貿易環境の整備が、ベトナム産青果物の対日輸出拡大を後押ししている。
ベトナム側も、日本の厳格な検疫基準や残留農薬規制に対応するため、生産・加工段階での品質管理を強化。GAP(適正農業規範)認証の取得や、コールドチェーン(低温物流網)の整備を進めており、日本市場向けの輸出体制を年々強化している。
今後の展望と日本企業への示唆
日本国内では農業従事者の高齢化や生産コストの上昇が続いており、海外からの青果物調達は今後も拡大が見込まれる。ベトナムは地理的に近く、輸送コストや鮮度維持の面で優位性を持つため、日本の食品流通業界にとって重要な調達先であり続けるだろう。
一方で、日本企業がベトナムの農業分野に投資・技術協力を行う動きも活発化しており、双方にとってウィンウィンの関係構築が期待される。
出典:VN Express
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