こんにちは、ベトテク太郎です。
「ベトナムIT転職って実際どうなの?」 「未経験でも本当に年収600万円稼げるの?」 「現地の生活はどんな感じ?」
こんな疑問を抱えているあなたに、12年間のベトナムIT業界経験をすべてお話しします。
私は2013年に24歳でベトナムに来て、現在37歳。3社を経験し、年収350万円から600万円まで上げました。 この記事では、ベトナムIT転職の全てを包み隠さずお伝えします。
目次
- ベトテク太郎のベトナムIT転職実績
- ベトナムIT転職が今アツい3つの理由
- 【完全版】ベトナムIT転職の全手順
- 職種別年収相場【2025年最新】
- 企業タイプ別の特徴と選び方
- ベトナム生活の現実【コスト全公開】
- 転職失敗を避ける5つのポイント
- よくある質問10選
ベトテク太郎のベトナムIT転職実績 {#実績}
まず、私の転職歴史をお見せします:
転職歴史
時期 | 年齢 | 企業タイプ | 年収 | 転職理由 |
---|---|---|---|---|
2013年 | 24歳 | 日系テック企業(子会社設立) | 350万円 | 海外経験のため |
2016年 | 27歳 | 日系大手テック子会社(30名規模) | 420万円 | キャリアアップ |
2021年 | 32歳 | ベトナム大手テック企業 | 600万円 | 年収アップ |
12年間で年収1.7倍、現在の総資産は9,153万円です。
現在の待遇(年収600万円の内訳)
- 基本給: 月38万円(手取り)
- 賞与: 年1回 + 業績連動ボーナス
- 勤務時間: 8時〜17時(残業ほぼなし)
- 有給: 年12日
- 職種: 事業開発(営業・マーケティング・新規事業)
ベトナムIT転職が今アツい3つの理由 {#理由}
理由1: 給与水準の高さ
ベトナムIT業界の給与は他業界より圧倒的に高いです。
職種別年収相場(2025年):
- PM・上級エンジニア: 1,000万円超も可能
- 営業・事業開発: 200万〜800万円
- マーケティング: 300万〜600万円
理由2: 生活コストの安さ
年収600万円あれば、東京で年収1,000万円相当の生活ができます。
理由3: キャリアの伸びしろ
実力主義の環境で、スキル次第で短期間での昇進・昇給が可能です。
【完全版】ベトナムIT転職の全手順 {#手順}
12年の経験で分かった、最も効率的な転職方法をお教えします。
STEP1: 情報収集(1ヶ月目)
おすすめの情報収集方法
- ベトナム在住日本人ヘッドハンター
- ベトナムは日本人社会が狭いため、ヘッドハンターと直接会える
- 企業側もオープンに求人情報を公開
- 私も2社目転職で活用しました
- 現地人脈の活用
- ベトナムでは人脈が最重要
- 私の3社目転職は社長の紹介で1ヶ月以内に決定
- オンライン求人サイト
- VietnamWorks
- JobStreet
STEP2: スキル準備(2-3ヶ月目)
必須スキル
- 英語力
- 公用語が英語の企業が多数
- 私もオンラインレッスンで英語力を向上
- ベトナム語は日常会話レベルでOK
- ITスキル
- 未経験でも社内で人脈を作りながら学習可能
- プロジェクト管理
- 提案スキル
不要なもの
- 資格: 特に必要なし
- 高度なベトナム語: 英語があれば十分
STEP3: 応募・面接(4ヶ月目)
応募企業数の目安
- 日系企業: 3-4社程度で十分
- ベトナム系: 人脈があれば1社で決まることも
面接で必ず聞かれる質問
- なぜ前の会社を辞めたか?
- 持っている専門スキル
- 実績
- この会社に入って何がしたいか?
- 語学スキルチェック(英語面談の場合も)
面接回数
- 日系企業: 3回程度
- ベトナム系: 1-2回
STEP4: 給与交渉・内定
給与交渉のコツ
遠慮は禁物。ハッキリと希望年収を伝える
私の経験:
- 2社目: 1ヶ月で内定
- 3社目: 数週間で内定(人脈活用)
ビザ手続き
- 日本からの書類取り寄せが必要
- 会社サポートがある場合が多い
- 手間はかかるが、特に難しくない
職種別年収相場【2025年最新】 {#年収}
実際の業界相場をお教えします:
高年収職種
職種 | 年収レンジ | 特徴 |
---|---|---|
PM・上級エンジニア | 600万〜1,000万円超 | 最も高給、技術力次第 |
事業開発・営業 | 400万〜800万円 | 成果主義、私のポジション |
マーケティング | 300万〜600万円 | デジタル系が高給 |
注意すべき職種
職種 | 年収レンジ | 注意点 |
---|---|---|
一般営業 | 200万〜400万円 | 会社によって格差大 |
サポート系 | 250万〜350万円 | 昇給幅が限定的 |
企業タイプ別の特徴と選び方 {#企業}
12年で3社経験した私の企業タイプ別評価:
日系企業
私の1-2社目
- 年収: 中程度(社長レベルで1,000万円程度)
- 働き方: 日本的、安定志向
- メリット: 安心感、日本語OK
- デメリット: 昇給スピードが遅い
ベトナム系企業
私の現職
- 年収: 実力次第で高給可能
- 働き方: 実力主義、スピード感
- メリット: 昇進が早い、経営陣との距離が近い
- デメリット: 文化的違いあり(時間にルーズなど)
欧米系企業
- 年収: 最高水準
- 働き方: 超実力主義
- メリット: 高給、グローバル経験
- デメリット: 競争が激しい
避けるべき企業の特徴
規模が小さいオフショア開発会社は今後厳しい – 私の業界経験からの警告
ベトナム生活の現実【コスト全公開】 {#生活}
年収600万円での実際の生活コストを公開します:
住居費
- ハノイ中心地: 500-1,000USD/月(5.5万〜11万円)
- おすすめエリア:
- Ho Tay エリア(湖畔、外国人多い)
- Cau Giay エリア(オフィス街)
- 日本人街: Kinmma、Linh Lang、Phan Ke Binh
食費
- ローカル中心: 月3万円
- 日本食込み: 月5万円以上
- 自炊: コスパ最高
その他生活費
- 交通費: 月数千円
- 娯楽費: カフェ、観光地など
- 医療費: 民間保険加入推奨(会社保険は薄い)
生活環境の実態
良い点
- ハノイは意外と都会で住みやすい
- 治安は日本より良いくらい(意外でした)
- ネットインフラは日本より優秀
- 日系スーパー(TOMIBUN等)完備
注意点
- 軽犯罪: スリ・窃盗に注意
- 水質: 浄水器・ウォーターサーバー必須
- 時間感覚: ベトナム人は時間にルーズ
転職失敗を避ける5つのポイント {#失敗}
12年の経験で学んだ失敗パターンと対策:
1. 面接準備不足
失敗例: 想定質問を準備せず、曖昧な回答 対策: 必須質問5項目の回答を準備
2. 情報収集不足
失敗例: 会社の業績や業界状況を知らない 対策: 事前に企業研究を徹底
3. スキル不足の自覚なし
失敗例: ITの専門知識、ビジネス知識不足 対策: 継続的な学習(私も現在進行形)
4. 文化的ギャップの軽視
失敗例: 「日本人よりきっちりしてない」と軽視 実態: 社内ルールは意外と徹底されている
5. 隠れコストの見落とし
見落としがちなコスト:
- 民間医療保険料
- PC・スマホ代(支給されない場合)
よくある質問10選 {#FAQ}
Q1. 未経験でもIT転職できますか?
A1. 可能です。私も最初は未経験でした。 社内で人脈を作りながら学習すれば問題ありません。
Q2. 英語ができないと厳しいですか?
A2. 英語は必須です。 公用語が英語の企業が多いため、最低限のビジネス英語は必要です。
Q3. ベトナム語は必要ですか?
A3. 日常会話レベルで十分。 ビジネスは英語メインです。
Q4. 家族帯同は可能ですか?
A4. 可能です。 ただし、教育環境や医療環境の事前調査をおすすめします。
Q5. 転職活動期間はどのくらい?
A5. 3ヶ月程度が目安。 人脈があれば1ヶ月以内も可能です。
Q6. 現地採用と駐在員の違いは?
A6. 現地採用でも年収600万円は十分可能。 駐在員並みの待遇の企業もあります。
Q7. 帰国後のキャリアは大丈夫?
A7. 海外経験は高く評価されます。 グローバル企業では特に有利です。
Q8. 治安は本当に大丈夫?
A8. 日本より安全と感じています。 ただし、軽犯罪には注意が必要です。
Q9. 住居探しは大変ですか?
A9. 日本語対応の不動産屋も多い。 会社サポートがある場合も多いです。
Q10. 老後はどうしますか?
A10. 私は永住予定。 生活コストの安さと資産形成スピードを考慮した結果です。
まとめ:ベトナムIT転職成功の秘訣
12年間の経験を通じて、**最も重要なのは「気持ち」**だと確信しています。
成功の3原則
- 覚悟: ベトナムで成功するという強い意志
- 行動: 進めばなんとかなる!
- 人脈: 積極的に経営者の集まりや飲み会に参加
最後のメッセージ
「進めばなんとかなる!」
これが12年間のベトナム生活で学んだ最大の教訓です。悩んでいる時間があるなら、まず行動を起こしてください。
ベトテク太郎の他の記事
ベトナム転職・投資について質問があれば、TwitterのDMでお気軽にどうぞ!
この記事が役に立ったら、ぜひSNSでシェアしてください。ベトナム転職を検討している友人にもお伝えいただければ幸いです。
コメント