ベトナム最大の薬局チェーン「ロンチャウ(Long Châu)」を運営するFPTリテール(FPT Retail)が、2026年の税引前利益目標を1兆5,500億ドン(1,550 tỷ đồng)に設定したことが明らかになった。前年実績比で27%増となる過去最高益を見込む強気の計画である。
ベトナム医薬品小売市場を牽引するロンチャウとは
ロンチャウは、もともとIT大手FPTグループ傘下の小売部門であるFPTリテールが2017年に買収した薬局チェーンである。当初は数十店舗規模だったが、積極的な出店戦略により、現在ではベトナム全土に1,700店舗以上を展開する国内最大手に成長した。
FPTリテールは、家電量販チェーン「FPTショップ」の運営でも知られるが、近年は成長が鈍化した家電小売から、急成長する医薬品・ヘルスケア分野へと経営資源をシフトしている。ロンチャウの売上高は親会社の業績を大きく押し上げる原動力となっている。
27%増益計画の背景
ベトナムでは、経済成長に伴う中間層の拡大と健康意識の高まりを背景に、医薬品・健康食品市場が年率2桁成長を続けている。従来、個人経営の零細薬局が主流だった市場において、チェーン展開による品質管理や価格競争力を武器にしたロンチャウは、急速にシェアを拡大してきた。
2026年の強気目標は、引き続き新規出店を加速させるとともに、既存店の収益性改善やオンライン販売の強化を見込んだものとみられる。
日本企業への示唆
ベトナムのヘルスケア市場は、日系製薬会社やドラッグストアチェーンにとっても有望な進出先として注目されている。ロンチャウの急成長は、現地パートナーとの提携や、サプライチェーン構築の観点からも参考になる事例といえる。今後もFPTリテールの動向は、ベトナム小売市場を占う上で重要な指標となるだろう。
出典: VN Express
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