英国で初めて、気候変動を理由に住民が強制移住を余儀なくされる事態が発生した。南ウェールズのクライダック・テラス(Clydach Terrace)地区に暮らす約40人の住民が、「英国初の気候変動移住者」となったのである。
何が起きたのか
クライダック・テラスは、ウェールズ南部に位置する小規模な住宅地区である。この地域では近年、気候変動に伴う異常気象——特に集中豪雨や洪水、地盤沈下のリスクが急激に高まっていた。当局は住民の安全を確保することが困難と判断し、約40人の住民に対して移住を決定したとみられる。
「気候変動難民」という言葉は、これまで主に太平洋の島嶼国や発展途上国の沿岸部で語られてきた。しかし今回、先進国である英国でも同様の事態が現実のものとなった点は、世界的に大きな意味を持つ。
先進国も避けられない気候変動の脅威
英国は島国であり、沿岸部の浸食や洪水リスクはかねてから指摘されてきた。特にウェールズやイングランド北部では、旧炭鉱地帯の地盤が不安定な地域も多く、気候変動による降水パターンの変化がこれらのリスクを加速させている。
今回の事例は、気候変動対策が「将来の話」ではなく、先進国においても「今そこにある危機」であることを如実に示している。日本もまた島国であり、台風の大型化や集中豪雨による土砂災害など、同様のリスクを抱えている点で他人事ではない。
日本への示唆
日本でも近年、「災害危険区域」からの集団移転が議論されるケースが増えている。英国の事例は、気候変動を理由とした住民移転が今後、先進国でも避けられない政策課題となる可能性を示唆している。インフラ整備だけでは対応しきれない地域において、どのように住民の生活再建を支援するかが問われることになるだろう。
出典: VN Express
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