ベトナム航空が主要国際空港でターミナル変更へ──マニラ・パリ・フランクフルトで2026年春までに順次移行、利用者は要注意

Vietnam Airlines đổi nhà ga khai thác tại một số sân bay quốc tế

ベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空(Vietnam Airlines)が、2025年3月末から5月にかけて、フィリピン・マニラ、フランス・パリ、ドイツ・フランクフルトの3つの主要国際空港において、運航ターミナルを変更することを発表した。いずれもサービス品質の向上と旅客体験の最適化を目的とした措置であり、同社の国際路線網拡大戦略と連動した動きとして注目される。日本からの乗り継ぎ利用者にも影響が及ぶ可能性があり、渡航予定者は最新情報の確認が必要だ。

目次

マニラ:3月29日からターミナル1→ターミナル3へ移行

東南アジア地域では、フィリピンの首都マニラにあるニノイ・アキノ国際空港(NAIA)において、2025年3月29日よりターミナル1(T1)からターミナル3(T3)への移行が実施される。マニラの空港は慢性的な混雑で知られており、特にT1は施設の老朽化と旅客数の増加による過密状態が長年の課題となっていた。今回の移行は、こうした旧ターミナルの過負荷を軽減するとともに、乗り継ぎの利便性と旅客体験を改善する狙いがある。

T3には、ベトナム航空が加盟する航空連合「スカイチーム(SkyTeam)」所属の航空会社が集約されており、乗り継ぎ便の接続がよりスムーズになる点も大きなメリットだ。スカイチームには大韓航空やデルタ航空、中国東方航空などが名を連ねており、ベトナム航空利用者がこれらの航空会社に乗り継ぐ際の動線が大幅に改善されることになる。日本からマニラ経由でベトナムへ向かう旅客にとっても、ターミナル間の移動が不要になるケースが増え、利便性が高まると期待される。

パリ:3月31日からシャルル・ド・ゴール空港のチェックインエリアを変更

欧州方面では、2025年3月31日より、フランス・パリのシャルル・ド・ゴール国際空港(CDG)において、チェックイン手続きエリアがターミナル2Eからターミナル2Cへ変更される。両ターミナルの距離は約200メートルと近接しており、移動の負担は比較的小さい。

ターミナル2Cは近年アップグレード工事が完了したばかりで、現在は複数の大手国際航空会社が使用する最新鋭の施設となっている。シャルル・ド・ゴール空港は欧州有数のハブ空港であり、年間旅客数は約6,700万人に上る巨大拠点だ。ベトナム航空はハノイ・ホーチミンの両都市からパリへの直行便を運航しており、欧州路線の中核を担う路線として位置づけている。刷新されたターミナルへの移行により、パリでのサービス水準がさらに向上することが見込まれる。

フランクフルト:5月19日からターミナル2→新設ターミナル3へ

ドイツ・フランクフルト空港では、2025年5月19日よりターミナル2(T2)から新設のターミナル3(T3)への移行が予定されている。T3は2025年4月に運用を開始する予定の新しいターミナルで、T2の改修工事期間中の代替施設として機能する。

新ターミナルにはセルフチェックイン端末や自動手荷物預け入れシステムが導入されており、手続き時間の大幅な短縮が期待される。T2とT3の間は、空港内連絡列車「スカイライン」または空港内バスで約5分の距離にある。フランクフルト空港は欧州最大級のハブ空港の一つであり、ベトナム航空にとっても欧州路線の重要な結節点だ。最新設備を備えたターミナルへの移行は、増加するベトナム=欧州間の旅客需要に対応する上で不可欠な措置といえる。

ベトナム航空から利用者への注意喚起

ベトナム航空は、ターミナル変更に伴い、旅客に対していくつかの注意事項を呼びかけている。まず、公式ウェブサイトまたはモバイルアプリを通じたオンラインチェックインの積極的な利用を推奨している。また、空港到着は出発時刻の少なくとも3時間前を目安にするよう求めており、初めて変更後のターミナルを利用する旅客は、余裕を持ったスケジュールで空港に向かうことが望ましい。

2025年は国際路線拡大の年──新規14路線を開設

今回のターミナル変更は、ベトナム航空が近年推進している国際路線網の拡大戦略と密接に結びついている。同社は2025年だけで14の新規国際路線を開設しており、欧州ではデンマークのコペンハーゲンやイタリアのミランなど、新たな就航地を次々と追加している。

ベトナムの航空市場は、コロナ禍からの回復が著しく、国際線の旅客需要は2024年後半から急速に伸びている。ベトナム航空は国営企業としてフラッグキャリアの地位を維持しつつ、格安航空会社(LCC)のベトジェットエアやバンブー・エアウェイズとの競争が激化する中で、サービス品質と路線網の両面で差別化を図っている。主要国際空港での運航ターミナルを最新施設に移行させることは、スカイチーム加盟航空会社としてのブランド価値を高め、国際競争力を強化する重要な一手となる。

日本の旅行者・ビジネスパーソンへの影響

日本からベトナムへの渡航者数は年間100万人を超える規模にまで回復しており、ベトナム航空は成田・羽田・関西・中部の各空港からハノイ・ホーチミンへの直行便を運航している。マニラ、パリ、フランクフルトの各空港は、日本からベトナム航空を利用して第三国へ乗り継ぐ際の主要経由地でもある。特にフランクフルトとパリは、日系企業の駐在員や出張者がベトナムと欧州を往復する際に頻繁に利用するルートだ。

ターミナル変更後は、空港内の動線やラウンジの場所が従来と異なるため、定期的にこれらの空港を利用しているビジネス旅行者は、事前に最新のターミナル情報を確認しておくことが重要である。特にフランクフルトの新T3は運用開始間もない施設であり、初期段階では案内表示や導線に不慣れな旅客が混乱する可能性も考えられる。

ベトナム航空の積極的な国際路線拡大と、それに伴うインフラの最適化は、同社がアジアの主要キャリアとしての存在感を一段と高めようとしていることを示している。日本とベトナムの経済関係がますます深まる中、フラッグキャリアの動向は両国間のヒトの移動に直結する重要なファクターであり、今後の展開にも注目が集まる。

出典: Vn Economy

いかがでしたでしょうか。今回のベトナム航空の国際空港ターミナル変更について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。この記事が参考になったら、ぜひXでシェアしていただけると嬉しいです。より多くの方にベトナム投資の魅力を伝えたいと思っています。

【noteメンバーシップのご案内】
より詳細なベトナムの経済ニュース解説や企業の投資分析、現地からのリアルタイム情報をお求めの方は、ぜひメンバーシップへのご参加をご検討ください。
https://note.com/gonviet/membership

noteメンバーシップのご案内

ベトテク太郎noteメンバーシップ
Vietnam Airlines đổi nhà ga khai thác tại một số sân bay quốc tế

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次