こんにちは、ベトナム経済&株式投資ニュース解説のベトテク太郎です。
「14車線」という数字を見た瞬間、正直しばらく画面を見つめてしまいました。ハノイ在住13年になりますが、こういうニュースに出会うたびに、この国のインフラ整備のスピード感に改めて驚かされます。
今回ご紹介するのは、ベトナム北部の大動脈2本を結ぶ連絡道路の整備状況です。

北部の大動脈2本をつなぐ全長47.7kmの幹線道路
明らかになった計画によると、ハノイ・ハイフォン高速道路とカウジー・ニンビン高速道路を結ぶこのルートは、旧フンイエン省と旧ハナム省の領域を通過する全長47.7kmの路線です。うちフンイエン省内の区間は約24kmで、イェンミー交差点から国道39号線との交差点まで続き、フンハ橋プロジェクトに接続します。
この2本の高速道路は、北部ベトナムの物流と経済を支える「背骨」とも言える存在です。ハノイ・ハイフォン高速道路は総投資額約20億米ドル、カウジー・ニンビン高速道路は同約4億米ドル、合計24億米ドルが投じられた北部の基幹インフラです。これまでこの2本は直接つながっておらず、イェンレ橋と国道39号線を経由する迂回ルートが必要でした。
連絡道路の整備によって、この迂回時間が約30分短縮される見込みです。
最大14車線という設計の意味
フンイエン省区間は2024年7月に先行開通しており、中央政府予算から1,700 tỷ VND(約102億円)が投じられています。加えてフンイエン省が地方予算から1,400 tỷ VND(約84億円)を拠出し、道路ネットワークの拡張にも投資しています。現状は4車線・設計速度80km/hで供用中ですが、最終的には「中央6車線+両側各4車線」という最大14車線の断面に拡張される設計となっています。
14車線という数字、ちょっと想像してみてください。東名高速道路の最大幅が片側4車線(上下合計8車線)ですから、それをはるかに上回る規模感です。ここまでの幅員を最初から設計に組み込んでいるということは、30年・50年単位での交通需要の増大を見越していると考えるのが自然でしょう。

ハノイ在住者が感じる「工業団地ベルト」の形成
ここが投資家として見ておきたいポイントなんです。
このフンイエン省区間の道路沿いには現在、第5工業団地、フンイエンクリーン工業団地、ファムグーラオ・ギアダン工業団地、キムドン工業団地など、複数の工業団地や工業クラスターが形成されつつあります。ハノイ市内からタイ湖(Tay Ho)周辺を起点に車で東に向かうと、この方面はここ数年で明らかに大型トラックと工業施設が増えています。以前は田んぼが広がっていたエリアに、次々と工場の外壁が建ち並ぶようになっている印象があります。
高速道路のアクセスが整備されることで工業団地の利用価値が上がり、外資企業の進出が加速するという構図は、ベトナムの各地域で繰り返されてきたパターンです。フンイエン省は、ハノイ市街から約30〜50kmという距離感で、タンロン工業団地エリアに続く「第2の工業団地ベルト」として今後も注目されそうな位置にあります。

2030年以降の高速道路昇格という追加の変数
もう一つ気になるのは「2030年以降に高速道路へとさらに改良される予定」という記述です。現在は一般道路として整備されているこのルートが、将来的に高速道路規格に引き上げられれば、沿線の物流コストはさらに下がります。
計画が実現すれば、このルートはハノイ首都圏から旧タイビン省、旧ハナム省、旧ナムディン省、ニンビン省方面への広域アクセスを大幅に改善する役割も担います。ニンビン省といえば観光資源が豊富なだけでなく、製造業の集積が進む地域でもあります。首都圏の交通ネットワークが拡充されるたびに、経済活動の可能範囲が広がっていく。そういうことなんです。
インフラ整備が先に来て、産業集積がその後についてくる。ベトナムのこの構造は、13年前にハノイに来た頃から変わっていません。ただ、そのスピードが年々速くなっている点は、当時と明らかに違います。
いかがでしたでしょうか。今回のフンイエン省連絡道路について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。
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