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「旧市街の渋滞」をハノイ市が本気で潰しにきた。16人乗り以上の車両、禁止区域がついに全域へ

こんにちは、ベトナム経済&株式投資ニュース解説のベトテク太郎です。

ハノイの旧市街、いわゆる「36通り」エリアをご存知でしょうか。ハン・ニガン通り、ハン・ボン通り、ハン・マー通り……どの路地も、細くて、にぎやかで、観光客と地元の人たちがごちゃ混ぜになっている、あの独特の空気感です。私はハノイに13年住んでいますが、このエリアの混雑ぶりだけは、年を経るごとに増している気がしてなりません。

そのホアンキエム区で、また大きな動きがありました。ホアンキエム区人民委員会が、16人乗り以上の大型車両について「通行禁止区域をさらに広げよう」という提案を関係機関に送付したのです。

今回の提案、何がどう変わるのか

まず現状の整理からしましょう。ハノイ市は2025年3月から、16人乗り以上の車両について旧市街とホーグオム湖(ホアンキエム湖)エリアへの進入を試験的に禁止してきました。最初は特定の道路とホアンキエム湖周辺に限った話でした。

今回の提案ではこれをぐっと広げて、ハン・ダウ通り、フン・フン通り、チャン・ティ通り、ハン・カイ通り、チャン・ティエン通り、チャン・クアン・カイ通り、チャン・ニャット・ドゥアット通りに囲まれた内側、つまり事実上「ホアンキエム区のほぼ全域」を禁止区域にしようというものです。

制限時間帯も変わります。現行の午前6時30分〜8時30分、午後4時30分〜6時30分から、午前6時〜9時、午後4時〜7時30分へと、それぞれ前後に広げる形です。

区の評価によれば、試験的な取り組みは「効果的だった」とされています。渋滞の緩和、狭い路地での違法な停車・乗降の抑制に貢献したと。ただ、いくつかの課題も明らかになりました。大型車が禁止区域の周囲をぐるぐると走り、隣接道路に停まってしまい、今度はそこが渋滞ポイントになる、という「風船のように押すと別のところが膨らむ」問題が起きていたのです。

わかります、これ。私も週末にホアン・キエム湖周辺を歩いていると、制限区域の外の通りに大型観光バスが何台も連なって停まっているのを見ます。禁止範囲を広げないと、いたちごっこが続くというわけですね。

観光客の動線はどうなるのか

観光業への影響も気になるところです。旧市街は外国人観光客にとってハノイ最大の魅力エリアのひとつ。大型バスで来るツアー客も多い。

この点については、市内4か所に固定の乗降ポイントを設ける形で対応するようです。バー・トリエウ通り、チャン・ニャット・ドゥアット通り、チャン・クアン・カイ通り、チャン・カイン・ドゥ通りの4か所がその候補です。バスはここで客を降ろし、観光客は徒歩か小型車両で旧市街の中に入っていくイメージでしょうか。

加えて、チャン・クアン・カイ駐車場へのスマートパーキングシステム導入も検討されているとのこと。駐車場の回転率を上げ、旧市街とのアクセスを改善しようという狙いです。

ここ数年のハノイを見ていると、都市インフラの近代化はかなりの速度で進んでいます。ホアンキエム湖周辺の整備、メトロ開通、路上駐車の取り締まり強化……。かつて何でもありだった街が、ルールのある街に変わっていく過程を、私はリアルタイムで目撃しています。

投資家として、この動きをどう読むか

今回の規制拡大、単なる交通問題として読んでいると大事なものを見落とします。これは「ハノイの観光地としての価値を引き上げようとする都市戦略の一環」と私は見ています。

旧市街の路地が整理され、歩きやすくなれば、滞在時間が延びます。滞在時間が延びれば、消費が増えます。消費が増えれば、周辺エリアの不動産価値も上がっていく。ホアンキエム区のホテル、レストラン、小売業の収益環境が改善するシナリオです。

また、この動きはより大きな流れとも連動しています。ハノイ市は「低排出ガス区域」の設定も進めており、今回の規制時間帯の変更がそれとの整合性を取る形になっていることは注目に値します。電動バイクやEV普及の文脈とも重なってくる話です。

個別銘柄の話には踏み込みませんが、ベトナムの観光インフラ整備が着実に進んでいるという事実は、この国の消費・観光セクター全体を考えるうえで、ひとつの重要なデータポイントだと私は考えています。

いかがでしたでしょうか。今回のホアンキエム区の交通規制拡大提案について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。

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