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ハノイで深夜に少女2人が暴行される動画がSNSで拡散──「愛情」という名の支配の歪み

こんにちは、ベトナム経済&株式投資ニュース解説のベトテク太郎です。

今回はベトナム株とは少し離れた話題ですが、ハノイに暮らす者として、そしてこの国の「今」を伝える立場として、どうしても書いておきたいニュースがありました。

5月16日深夜、ハノイのスアンディン通りで、バイクに乗った少女2人が若い男2人に突然追いかけられ、路上で殴打されるという事件が発生しました。その一部始終を映した動画がSNSで急速に拡散し、ベトナム国内で大きな波紋を呼んでいます。

動画の中で、1人の少女が「私が何をしたっていうの?どうしてこんな風に殴るの?」と何度も叫びながら、近くにいた人々の集団に助けを求めようと走り寄る場面が映っていました。それでも暴行は続いた。その映像は、見る者に強烈な不快感と怒りをもたらすものでした。

ハノイ市スアンディン区警察は情報を受けて直ちに捜査を開始し、関係者を事情聴取のため召喚しました。初期捜査によって明らかになった事件の背景は、交際関係のもつれでした。

被害者のD.YNさん(2006年生まれ)とTBMさん(2005年生まれ)は同棲しており、子供もいる間柄。5月16日夕方、NさんはMさんに「タイ湖エリアで友人の誕生日パーティーに出席したい」と許可を求めました。この「許可を求める」という一言に、すでにこの関係の歪みが滲み出ています。

午後11時頃、パーティーを終えて帰宅しようとするNさんと友人のPQAさんを、Mさんとその友人のTQHさんが探しに行きました。そして真夜中、ブオイ通りでMさんは2人に追いつき、スアンディン通り275番地に差し掛かったところで車を止め、NさんとPQAさんを繰り返し殴打したのです。

ここで私が13年間ハノイに住んできて感じていることを正直に書きます。

タイ湖エリアは私の生活圏でもあります。週末の夜、あの湖沿いの道を歩けば、カップルが連れ立って歩く姿が当たり前のように目に入ります。若い世代の恋愛に対する意識は、私がハノイに来た頃と比べると確実に変化しています。でも一方で、こういう事件が繰り返し起きているのも現実です。

「交際相手の行動を管理したい」「どこに行くのか報告させ、許可を求めさせる」という感覚は、ベトナムに限らずアジア各地で根強く残る価値観の一つです。「愛しているから心配している」という言葉の裏に、支配欲や嫉妬が潜んでいることがある。そしてそれが暴力という形で噴き出したとき、社会問題として可視化されます。

今回の事件でSNS上に集まったコメントの多くは、事件の原因はともあれ、深夜に2人の女性を路上で殴打した行為そのものに対する強い非難でした。「原因がどうあれ、暴力は許されない」という声が支配的だったことは、ベトナム社会の意識の変化を示しているとも言えます。

スアンディン区警察は関係者全員を警察署に呼び出し、法律に基づいて処理する方針を示しています。今後の捜査の進展と、当局がどのような判断を下すかに注目が集まっています。

成長著しいベトナムでは、経済の拡大とともに、法的整備や社会規範のアップデートも同時進行で求められています。GDPが伸び、若者の消費が拡大し、テクノロジーが浸透していく一方で、こうした事件が起きているという現実も、この国の「今」の一断面として記録しておく価値があると私は思っています。

そういうことなんです。

経済指標だけではわからないベトナムのリアルを、これからも現地から届けていきます。

いかがでしたでしょうか。今回のハノイでの事件について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。

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