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ビットコインは6万ドルで「底」を形成か—2025年の下落サイクルと今後の展望を読む

Bitcoin có thể đã tạo 'đáy' ở mức 60.000 USD
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2025年の下落サイクルにおいて、ビットコイン(Bitcoin)が2月に記録した約6万ドルの水準で「底(đáy)」を形成した可能性が高いと、複数の専門家が指摘している。オンチェーンデータやテクニカル指標がこの見方を裏付けており、暗号資産市場の潮目が変わりつつあるとの分析が広がっている。

目次

2025年の下落サイクルと6万ドルの攻防

ビットコインは2024年後半から2025年初頭にかけて大幅な上昇を見せた後、2025年に入ってから調整局面に入った。特に2月には一時6万ドル(60,000 USD)付近まで下落し、市場参加者の間では「さらなる下落があるのか、それともここが底なのか」という議論が活発化していた。

専門家らは複数のデータを根拠に、この6万ドルの水準がいわゆる「底値」であった可能性が高いと分析している。具体的には、長期保有者(Long-Term Holders)のビットコイン保有量が増加に転じたこと、取引所からのビットコイン流出量が増加していること、そしてオンチェーン上の実現損益比率(Realized Profit/Loss Ratio)が底打ちのパターンを示していることなどが挙げられる。

テクニカル・オンチェーン分析が示すサイン

過去のビットコインの下落サイクルを振り返ると、底値形成にはいくつかの共通パターンがある。2018年末の約3,200 USD、2022年11月の約15,500 USDといった歴史的な底値局面では、いずれも長期保有者の売却圧力が枯渇し、新規の蓄積フェーズが始まるタイミングと一致していた。2025年2月の6万ドル付近でも、同様の蓄積パターンが確認されたとされる。

また、マイナー(採掘者)の収益性を示す「ハッシュリボン(Hash Ribbon)」指標も、底値形成期に見られる「マイナーの降伏(Miner Capitulation)」からの回復シグナルを示した。マイナーが採算割れに陥り一部が撤退した後、残存マイナーの収益性が改善し、ネットワークのハッシュレートが再び上昇に転じるというパターンである。

マクロ経済環境との関連

ビットコインの価格動向は、マクロ経済環境とも密接に関連している。2025年前半は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を巡る不透明感や、米中貿易摩擦の再燃、地政学リスクの高まりなどがリスク資産全般に対する下押し圧力となっていた。しかし、その後の利下げ期待の高まりや、機関投資家によるビットコインETF(上場投資信託)への資金流入が再加速したことで、市場のセンチメントは徐々に改善に向かっている。

特に米国で承認されたビットコイン現物ETFへの累積資金流入額は、2025年に入ってからも堅調に推移しており、機関投資家の長期的なビットコインへの関心が衰えていないことを示している。これは6万ドルの底値を支えた大きな要因の一つと考えられる。

ベトナムにおける暗号資産市場の文脈

このニュースがベトナムの大手メディアであるVnExpress(ベトナムで最も読まれているオンラインニュースサイトの一つ)で報じられていること自体が、ベトナムにおける暗号資産への関心の高さを物語っている。ベトナムは世界的にも暗号資産の個人保有率が極めて高い国として知られており、チェイナリシス(Chainalysis)の「グローバル暗号資産導入指数(Global Crypto Adoption Index)」では常に上位にランクインしている。

ベトナム国内では暗号資産に関する法整備が依然として発展途上にあるものの、若年層を中心にビットコインやイーサリアムなどへの投資が活発に行われている。ホーチミン市やハノイを中心に、暗号資産関連のコミュニティやミートアップも盛んであり、ベトナム人投資家にとってビットコインの底値形成は極めて関心の高いテーマである。

投資家・ビジネス視点の考察

ビットコインの底値形成が確認された場合、暗号資産市場全体への影響は多方面に及ぶ。以下、投資家目線でのポイントを整理する。

ベトナム株式市場との関連:暗号資産市場とベトナム株式市場(VN-Index)は直接的な連動性は限定的であるが、グローバルなリスクオン・リスクオフのセンチメントを通じて間接的に影響し合う。ビットコインが底打ちし上昇トレンドに転じれば、リスク資産全般に対する投資家心理が改善し、新興国株式であるベトナム株にもプラスの波及効果が期待される。特に2026年9月に決定が見込まれるFTSE新興市場指数への格上げが実現すれば、海外からの資金流入がさらに加速する局面において、グローバルなリスクオン環境は追い風となるだろう。

ベトナム国内のフィンテック・ブロックチェーン関連企業への影響:ビットコインの価格回復は、ベトナム国内のブロックチェーン関連スタートアップやフィンテック企業にとっても追い風となる。資金調達環境の改善や、暗号資産関連サービスへの需要増加が見込まれるためである。

日本企業・投資家への示唆:日本の投資家にとっては、ビットコインの底打ちがグローバルなリスク資産全体の回復シグナルとなり得る点が重要である。ベトナム株式への投資を検討している日本の個人投資家や機関投資家にとって、暗号資産市場の回復はポートフォリオ全体のリスク許容度を高める要因となる。また、ベトナムに進出している日本のフィンテック企業(SBIグループなど)にとっても、ベトナム国内の暗号資産・デジタル金融への関心の高まりはビジネス機会の拡大を意味する。

ただし、暗号資産市場は依然としてボラティリティが極めて高く、「底値形成」の判断が事後的に覆される可能性もある点には留意が必要である。投資判断に際しては、マクロ経済指標や規制動向を含めた総合的な分析が不可欠である。


いかがでしたでしょうか。今回のニュースについて、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。

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出典: 元記事

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