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【2026年最新】ベトナム株の買い方完全ガイド|ハノイ在住13年が教える始め方とベトナム株投資のはじめ方

こんにちは、ベトナム経済&株式投資ニュース解説のベトテク太郎です。

「ベトナム株、買い方が分からなくて結局そのままになってます」

ここ最近、この手のメッセージが本当に増えました。理由ははっきりしています。2026年4月8日、FTSE Russellがベトナム株の新興国格上げを正式に確定させた。9月21日からインデックスへの組み入れが始まる——そのニュースが日本にも届いて、「気になってはいたベトナム株」を、いよいよ自分の手で買ってみたいという人が一気に増えたんです。

ただ、正直に言うと、私自身も13年前にこの国に来て、いざベトナム株を買おうとしたとき、まったく同じところでつまずきました。口座をどこで開けばいいのか、日本から買えるのか、現地に行かなきゃダメなのか、手数料はいくらか。情報がバラバラで、結局3ヶ月くらい何も動けなかった。あのときの自分に読ませたい記事を、今日は書きます。

この記事を最後まで読めば、「自分はどの買い方で始めればいいか」が一本に絞れるはずです。では、まず全体像から。

ベトナム株の買い方は大きく3つ|まずは全体像をつかむ

ベトナム株を買う方法は、突き詰めると次の3パターンしかありません。日本の証券会社経由、ベトナム現地の証券会社で口座開設、そしてベトナム株に投資する投資信託。それぞれ向いている人がまったく違うので、先に比較表で整理します。

買い方取扱銘柄手数料の目安最低投資額難易度向いている人
日本の証券会社約30銘柄前後(時期により見直し)約定代金の2.2%+最低手数料あり数万円〜やさしい日本語で完結させたい初心者
現地の証券会社ほぼ全銘柄(数百社)0.1〜0.3%程度数万円〜むずかしい銘柄を自由に選びたい中〜上級者
ベトナム株の投資信託ファンドが選定信託報酬 年1.5〜2%程度100〜1,000円〜とてもやさしい銘柄選びをプロに任せたい人

この表だけ見ると「現地が一番おトクそう」に見えますよね。手数料も安いし、全銘柄買える。でも、ここに落とし穴があります。現地口座は手続きのハードルが高く、ベトナムに足を運ぶ必要が出てくる。一方で日本の証券会社は手軽だけれど、手数料が高くて、買える銘柄が絞られている。

つまり、ベトナム株の買い方に「全員にとっての正解」はないんです。あなたが投資初心者なのか、すでに海外株に慣れているのか、いくらから始めたいのか。そこで答えが変わる。順番に見ていきましょう。

方法1:日本の証券会社でベトナム株を買う(初心者の王道)

結論から言うと、はじめてのベトナム株投資なら、まずはここから始めるのが現実的です。日本語ですべて完結し、円で入金できて、確定申告もシンプル。「とりあえず一歩を踏み出す」には一番ストレスが少ない。

日本でベトナム株を扱っている主な証券会社は、SBI証券、アイザワ証券、岩井コスモ証券、むさし証券あたりです。中でもSBI証券は取扱銘柄数が比較的多く、アイザワ証券はアジア株に強くてベトナム株のリアルタイム取引にも対応している。この2社が候補の中心になると思います。

ただ、手数料はしっかり把握しておいてください。たとえばSBI証券の場合、ベトナム株の取引手数料は約定代金の2.2%(税込)で、しかも最低手数料が設定されています。為替によって変わりますが、税込でおよそ132万ベトナムドン、日本円にしておよそ8,000円前後。さらに売却時には売却代金の0.1%がキャピタルゲイン税として引かれます。

何が言いたいかというと、少額で何度も売買すると「最低手数料負け」する、ということです。たとえば3万円分だけ買って、手数料が約8,000円かかったら、それだけで投資額の25%以上が消える計算になる。だから日本の証券会社でベトナム株を買うなら、ある程度まとまった金額で、長期保有を前提にする。これが鉄則だと私は考えています。

日本の証券会社でベトナム株を買う手順は、ざっくりこんな流れです。

  1. 証券会社で総合口座を開設する(ネット申込+本人確認で数日)
  2. 外国株式取引口座を同時に申し込む(これを忘れると買えません)
  3. 口座にログインし、外国株式からベトナム株式を選択して取引規定に同意する
  4. 日本円で入金する(注文時に自動で両替されます)
  5. 銘柄を選んで注文を出す

注意点が一つ。手順2の外国株式取引口座、これを申し込み忘れて「ベトナム株が買えない」と相談に来る人が毎年います。総合口座とは別物なので、開設時に必ずチェックを入れてください。

方法2:ベトナム現地の証券会社で口座を開く(中〜上級者向け)

ここからは少し上級編です。ベトナム現地の証券会社で口座を開くと、世界が変わります。手数料は0.1〜0.3%程度と日本の10分の1以下、買える銘柄はホーチミン・ハノイ両取引所のほぼ全銘柄、リアルタイムで売買できて、IPOにも参加できる。本気でベトナム株投資をやるなら、最終的にはここに行き着く人が多い。

私自身もSSI証券(ベトナム最大手の証券会社の一つ)で現地口座を持っています。正直に打ち明けると、開設は簡単ではありませんでした。私の場合は現地の支店に飛び込んで「外国人だけど口座を開きたい」と直談判し、担当者を付けてもらって、書類のやり取りを全部サポートしてもらった。あのサポートがなかったら、どの書類をどこに出せばいいのか分からず、途中で投げ出していたかもしれません。

現地口座の開設に必要なものは、おおむねパスポート、ベトナム国内の住所証明、現地銀行口座あたりです。流れとしては、証券会社を訪問して書類を提出し、証券コードを取得(1週間ほど)、銀行口座と連携して取引開始、という順番になります。ホーチミンなら1区に証券会社が集中していますし、最近は日本語デスク(Japan Desk)を持つ会社もあるので、英語に不安がある人はそういう窓口を探すのも手です。

ただ、デメリットも正直に書いておきます。現地での手続きが必要なこと、基本はベトナム語か英語対応であること、そして日本からの送金手続きがそれなりに煩雑なこと。この3点をクリアできる人でないと、現地口座はおすすめしにくい。「ベトナムに旅行や出張で行く予定がある」「すでに海外株に慣れている」という人なら、挑戦する価値は十分にあります。

方法3:ベトナム株の投資信託を買う(少額・超初心者向け)

「銘柄選びまでは手が回らない」「まずは数百円から試したい」という人には、ベトナム株に投資する投資信託という選択肢があります。日本の証券会社(SBI証券や楽天証券など)の投信ラインナップにも、ベトナム株を組み入れたアクティブファンドがいくつか並んでいます。

メリットは、なんといっても手軽さです。100円や1,000円といった少額から始められて、銘柄選定や売買のタイミングはプロのファンドマネージャーに任せられる。為替や個別銘柄の知識がまだない段階でも、ベトナム市場全体の成長に乗ることができる。

一方でデメリットは、信託報酬が年1.5〜2%程度と決して安くないこと。そして個別株を自分で選ぶ醍醐味はないこと。長期で持つと信託報酬がじわじわ効いてくるので、ここは理解したうえで選びたいところです。実際、ベトナムのオープンエンド型ファンドの中には直近1年で30%を超えるリターンを出したものもあり、相場が良ければ十分なパフォーマンスは狙えます。ただし当然ながら、過去の成績が将来を保証するわけではありません。

【2026年最大の論点】FTSE新興国格上げという「買い方以前」の地殻変動

ここまで買い方の話をしてきましたが、2026年のベトナム株投資を語るうえで、絶対に外せない話があります。買い方を選ぶ前に、そもそも今、ベトナム市場で何が起きているのか。

2026年4月8日(ハノイ時間)、FTSE Russellがベトナム株を「フロンティア市場」から「セカンダリー新興国市場」へ格上げするロードマップを正式に確定させました。インデックスへの組み入れ開始は2026年9月21日、そこから2027年9月まで段階的に進む予定です。事前資金調達(プレファンディング)要件の撤廃など、長年の課題だった制度改革がそろったことが決め手になりました。

これが何を意味するか。FTSEの指数には世界中の膨大な運用資金が連動しています。ベトナムが組み入れられれば、運用マネージャーの好き嫌いとは無関係に、ルールに従って自動的に資金が流れ込んでくる。VNDirect証券の試算では、ETFなどパッシブファンドだけで10億〜15億米ドル、アクティブファンドを含めれば数十億ドル規模の海外資金が流入する可能性があるとされています。

市場はすでに反応しています。VN-Indexは2026年5月時点で1,900ポイント前後、過去1年で約42%上昇し、4月単月だけで10%以上跳ねた。これはまさに、格上げという好材料を織り込みにいった動きです。

私はこの構造を「富は、南へ下る」と呼んで、ずっと発信してきました。世界経済の重心が北の成熟国から南の新興国へ移っていく大きな流れ。FTSE格上げは、その流れが「予測」ではなく「メカニズム」として動き出した象徴的なイベントなんです。この考え方を体系的にまとめたシリーズがあるので、関心があれば富の南下マガジンをのぞいてみてください。

ただし、ここは冷静に。過去の格上げ事例を見ると、相場は「発表前に上がりやすく、実装後はむしろ鈍化しやすい」傾向があります。すでに4月に10%上げたという事実は、裏を返せば期待がかなり先に織り込まれているとも読める。だから私は今この水準を「割安だから注目」とも「もう遅いから慎重判断」とも、断定しません。判断材料として、この地殻変動が起きているという事実だけは、頭に入れておいてほしい。

ベトナム株投資を始める前に知っておきたいリスクと税金

ベトナム株の買い方が分かったら、次に向き合うべきはリスクと税金です。ここを曖昧にしたまま始める人が多いんですが、ここでつまずくと長続きしません。

まず為替リスク。ベトナムドンは長期的に対円・対ドルで下落する傾向があります。年に数%の通貨安が、株価の上昇分を削ることがある。逆に言えば、それを上回る成長を取りにいくのがベトナム株投資という勝負です。次に流動性リスク。中小型株は売買が薄く、売りたいときに売れないことがある。最初は出来高の大きい大型株を中心に組み立てるほうが無難だと私は考えています。そして情報リスク。日本語の情報が圧倒的に少ない。これは弱点であると同時に、正しい情報を持つ人にとっては大きなエッジにもなります。

税金についても整理しておきます。日本の証券会社経由でベトナム株を売って利益が出た場合、売却益には20.315%の申告分離課税がかかります。配当については、ベトナム現地で源泉徴収されたうえで日本でも課税対象になりますが、外国税額控除で二重課税を一定程度調整できます。現地口座を使う場合は税務の扱いがさらに複雑になるので、ここは金融商品取引業や税務の専門家への相談を強くおすすめします。

取引時間も押さえておきましょう。ホーチミン証券取引所はおおむね午前9時〜11時半、午後1時〜3時頃に取引が行われます。日本時間ではプラス2時間。日本の昼休みあたりから午後にかけてが取引のコアタイム、というイメージです(時間は変更されることがあるので、利用する証券会社で最新情報をご確認ください)。

13年やってきて思う、ベトナム株投資で長く続けるための考え方

最後に、買い方やデータの話を超えて、現地に13年住んできた一人の投資家として、本音を書かせてください。

ベトナム株投資で大事なのは、派手に当てることじゃなくて、退場しないことだと思っています。私も最初は少額から始めました。いきなり大金を入れて相場に振り回されると、たいてい心が折れる。だから最初の一歩は、自分が一晩で何度も値動きを見に行かない程度の金額にとどめる。これに尽きます。

それから、配当です。ベトナム株は配当利回りが3〜6%と高い銘柄が珍しくありません。値上がりだけを追いかけると一喜一憂しますが、配当を再投資しながら長期で持てば、成長と複利の両方を取りにいける。短期売買は、現地との情報格差がある日本の個人投資家にとってはどうしても不利です。3〜5年というスパンで、この国の経済成長そのものに乗っかる。私はそういうスタンスで継続観察を続けています。

そして、これは精神論に聞こえるかもしれませんが——ハノイのタイ湖(Tay Ho)周辺を歩いていると、13年前とはまるで違う景色が広がっています。新しいビルが建ち、若い人たちが当たり前のようにスマホで買い物をし、街全体が前に進んでいる。数字だけ見ていても伝わらない「国の伸びしろ」が、ここには確かにある。チャートの裏側にこういう現実があると知っているかどうかで、相場が下がったときに握り続けられるかが変わる。

ベトナム株の買い方を3つ紹介してきましたが、本当の答えはシンプルです。自分のレベルに合った入り口から、少額で、長く続ける。そういうことなんです。

よくある質問(FAQ)

最後に、よくいただく質問にまとめて答えておきます。

Q. 最低いくらからベトナム株投資を始められますか? A. 投資信託なら100〜1,000円程度から、個別株なら日本の証券会社で数万円〜が現実的です。ただし日本の証券会社は最低手数料があるため、あまりに少額だと手数料負けします。まとまった金額での長期保有が向いています。

Q. 税金はどうなりますか? A. 日本の証券会社経由なら、売却益は20.315%の申告分離課税。配当は現地で源泉徴収後に日本でも課税され、外国税額控除で二重課税を調整できます。詳細はご自身の状況に応じて専門家にご確認ください。

Q. 英語やベトナム語ができなくても買えますか? A. 日本の証券会社経由なら日本語で完結するので問題ありません。現地口座は英語かベトナム語が基本ですが、日本語デスクのある証券会社を選ぶ方法もあります。

Q. どの証券会社がいいですか? A. これは投資判断に関わるので断定はしませんが、日本語で手軽に始めたいならSBI証券、アジア株のリアルタイム取引まで含めて検討したいならアイザワ証券あたりが候補によく挙がります。最終的な選択はご自身でご判断ください。

Q. FTSE格上げの今からベトナム株を買うのは遅いですか? A. 4月に大きく上げたのは事実で、期待が先に織り込まれている面はあります。一方で格上げは2027年9月まで段階的に進む長いプロセスです。「遅い・早い」を私が断定することはできませんが、短期の値ザヤ狙いと長期の成長取りでは、まったく見え方が変わると思います。

いかがでしたでしょうか。今回のベトナム株の買い方について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。

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【免責事項】 本記事は、情報提供のみを目的としており、特定の金融商品への投資の勧誘や推奨を意図するものではありません。執筆者は金融商品取引業の登録を受けておらず、投資助言・代理業を行う資格を有していません。

本記事で提供される情報は、執筆者の個人的な分析と見解に基づくものであり、投資判断の最終的な決定は読者ご自身の責任において行ってください。ベトナム株式投資は価格変動が大きく、元本割れのリスクを伴います。

本記事の情報の正確性、完全性、最新性については最大限の注意を払っていますが、保証するものではありません。本記事の情報に基づいて行われた投資による損失や損害について、執筆者は一切の責任を負いません。

投資判断に際しては、金融商品取引業の登録を受けた専門家への相談を強く推奨いたします。本記事は法的、税務的、財務的なアドバイスを提供するものではありません。

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