ベトナム株式市場で大型の同時上場が実現した。2026年2月6日午前、ホーチミン証券取引所(HoSE)において、ホアファット農業(HPA)とジェレックス・インフラストラクチャー(GEL)の2社が同日に新規上場を果たし、市場の注目を集めている。
目次
計11億株超の大型上場
今回上場したホアファット農業は、ベトナム最大の鉄鋼メーカーであるホアファット・グループ傘下の農業部門を担う企業である。同社は2億8,500万株を公開した。一方、ジェレックス・インフラストラクチャーは、ベトナム有数のコングロマリットであるジェレックス(GELEX)グループの基盤事業会社で、8億9,000万株という大規模な上場を実施。2社合計で11億株を超える株式が市場に放出されたことになる。
背景にある親会社の戦略
ホアファット・グループは鉄鋼事業で知られるが、近年は農業分野への多角化を進めており、養豚事業を中心に急成長を遂げてきた。子会社HPAの上場は、農業部門の独立した資金調達力を高める狙いがあるとみられる。一方、GELEXグループは電力設備から不動産まで幅広い事業を展開する複合企業で、インフラ子会社の上場により経営の透明性向上と成長資金の確保を図る構えだ。
日本企業への示唆
ベトナムの株式市場は近年、時価総額で東南アジア有数の規模に成長しており、日本企業や機関投資家にとっても重要な投資先となっている。特に農業やインフラ分野は、日本企業との連携可能性が高い領域である。今回の大型上場は、ベトナム企業の資本市場活用がさらに活発化していることを示しており、日越経済関係の深化にも寄与する可能性がある。
出典: VnExpress












コメント