ベトナム金市場、専門家が「投機活動の沈静化には時間が必要」と指摘──安全資産としての役割は不変も、新たな価格水準の形成に注目

Chuyên gia: 'Cần thời gian để hoạt động đầu cơ vàng lắng xuống'

ベトナムの金市場において、投機的な動きが依然として続いている中、シンガポールを本拠とするUOB銀行(ユナイテッド・オーバーシーズ銀行)の専門家は、市場が安定を取り戻し、新たな価格帯を形成するまでには一定の時間が必要であるとの見解を示した。金が持つ「安全資産」としての役割自体は変わらないものの、投機活動の沈静化が急務となっている。

目次

ベトナムにおける金投資熱の現状

ベトナムでは伝統的に、金は資産保全の手段として国民から絶大な信頼を得てきた。特に経済の不確実性が高まる局面や、ベトナムドン(VND)の価値が不安定になる時期には、一般市民から富裕層まで幅広い層が金の購入に走る傾向がある。この文化的背景には、1980年代後半のハイパーインフレーションを経験した世代の記憶が深く刻まれていることも影響している。

近年、世界的な地政学リスクの高まりや米中対立の長期化、さらには各国中央銀行の金融政策の変化を受け、金価格は国際的に高騰を続けてきた。ベトナム国内においても、この流れを受けて投機的な売買が活発化し、価格の乱高下が問題視されるようになった。

UOB銀行専門家の分析

UOB銀行の専門家によれば、金の「有事の際の避難先」としての本質的な役割に変化はない。しかし、短期的な利益を狙った投機マネーが市場に流入している現状では、価格が本来のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)から乖離するリスクがある。市場が健全な形で機能するためには、こうした投機的な動きが収まり、実需に基づいた取引が主流となる環境が必要だと指摘している。

専門家は、投機活動が「lắng xuống(沈静化)」するまでには時間がかかるとしつつも、その後は新たな価格水準(mặt bằng mới)が形成され、より安定した相場環境が生まれるとの見通しを示した。

日本企業・投資家への示唆

ベトナムは日本にとって重要な投資先であり、製造業を中心に多くの日系企業が進出している。ベトナム国内の金融市場の動向は、為替レートやインフレ率にも影響を与えるため、現地で事業を展開する日本企業にとっても無視できない要素である。金市場の不安定さが長期化すれば、ベトナムドンの価値にも波及する可能性があり、為替リスク管理の観点からも注視が求められる。

また、ベトナム政府は近年、金市場の透明性向上や投機抑制に向けた規制強化を進めており、今後の政策動向も含めて総合的な情報収集が重要となるだろう。

出典: VnExpress

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