2026年2月2日(月)午前、ベトナム国内の金相場は週末の急落に続き、さらなる下落を記録した。SJC金地金(ベトナム政府公認の金地金ブランド)の買取・販売価格は前営業日(1月31日)比で1タエル(約37.5グラム)あたり340万ドン(約2万円相当)の下落となった。金リングについても200万〜350万ドンの値下がりが確認され、週末2日間(1月30〜31日)の累計下落幅は約2,000万ドン(約12万円)に達している。
午前取引の詳細──一時的な反発も下落基調を維持
SJC社は午前の取引開始時、金地金価格を前日終値から500万ドン引き下げ、買取1億6,400万ドン〜販売1億6,700万ドンに設定した。しかし、取引開始から約1時間後には160万ドンの上方修正を行い、買取1億6,560万ドン〜販売1億6,860万ドンで午前の取引を終えた。
DOJI、PNJ、バオティンミンチャウ(Bảo Tín Minh Châu)、バオティンマンハイ(Bảo Tín Mạnh Hải)、フークイ(Phú Quý)といった主要金販売企業も同水準の価格を提示。いずれも前営業日比で買取・販売ともに340万ドンの下落となった。
南部のゴックタム(Ngọc Thẩm)は市場最安値となる買取1億6,510万ドンを提示したが、買取・販売のスプレッド(価格差)は350万ドンと他社より広い。一方、ミーホン(Mi Hồng)はスプレッドを160万ドンまで縮小し、北部企業の半分程度に抑えている点が注目される。
金リング「フォーナイン」も大幅下落──ブランド間で価格差
純度99.99%を示す「フォーナイン(4 số 9)」と呼ばれる金リングも軒並み下落した。SJC社の1分(1/10タエル)、2分、5分サイズの金リングは、取引開始時に450万ドン安となる買取1億6,350万ドン〜販売1億6,650万ドンを提示。その後160万ドン戻し、午前終値は買取1億6,510万ドン〜販売1億6,810万ドンとなった。前日比では290万ドンの下落である。
バオティンミンチャウとバオティンマンハイの2社は、金リング価格をSJC金地金より高く設定する異例の対応を継続。両社とも250万ドンの下落幅で、買取1億6,650万ドン〜販売1億6,950万ドンと市場最高値を維持している。
フークイは290万ドン安の買取1億6,560万ドン〜販売1億6,860万ドンで、SJC金地金と同水準に設定した。
国際金価格との連動──依然として1,800万ドン超のプレミアム
ニューヨーク市場では2月2日午前11時30分(ベトナム時間)時点で、金スポット価格が約3.7%下落し、1オンスあたり4,705.8ドルとなった。ベトコムバンクの為替レート(税・手数料込み)で換算すると、ベトナム国内のSJC金地金は国際価格に対して約1,884万ドン(約11万円)のプレミアムが乗っている計算となる。金リングについてはブランドにより1,724万〜1,974万ドンのプレミアム幅がある。
考察──テト明けの調整局面、日系企業への影響は限定的か
今回の急落は、旧正月(テト)前に投機的に高騰した金相場の調整局面と見られる。ベトナムでは金は伝統的な資産保全手段として人気が高く、テト前後は贈答需要も加わり価格が乱高下しやすい。ただし、日系企業がベトナムでの事業運営上、金相場の変動から直接的な影響を受けることは少ない。むしろ、金価格の急変動はベトナムドンの信認や個人消費マインドの指標として注視すべきだろう。
出典: VnEconomy
いかがでしたでしょうか。今回のベトナム金相場急落について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。
この記事が参考になったら、ぜひXでシェアしていただけると嬉しいです。より多くの方にベトナム投資の魅力を伝えたいと思っています。
【noteメンバーシップのご案内】
より詳細なベトナムの経済ニュース解説や企業の投資分析、現地からのリアルタイム情報をお求めの方は、ぜひメンバーシップへのご参加をご検討ください。
https://note.com/gonviet/membership












コメント