ベトナム銀行間金利が3週連続上昇、中央銀行は4.6兆円超の資金供給で流動性支援へ

Lãi suất liên ngân hàng tăng liên tiếp 3 tuần

2026年1月、ベトナムの銀行間市場でドン建て金利が3週連続で上昇し、金融関係者の間で注目を集めている。ベトナム国家銀行(中央銀行)は流動性確保のため、大規模な資金供給オペレーションを実施した。

目次

銀行間金利、全期間で大幅上昇

2026年の年明け第1週に一時落ち着きを見せたベトナムドン(VND)の銀行間金利は、その後1月末にかけて上昇基調に転じた。1月26日から30日の週には、1カ月以下のすべての期間で金利が大幅に上昇している。

1月30日時点の金利水準は以下の通りである。翌日物金利は年5.2%となり、前週末比で0.6ポイント上昇した。1週間物は年5.5%(同0.3ポイント上昇)、2週間物は年6.4%(同0.75ポイント上昇)、1カ月物は年7.3%(同0.5ポイント上昇)と、いずれも顕著な上昇を記録した。1月全体では、期間によって2〜4ポイントの上昇幅となっている。

米ドル金利は小幅な動きに留まる

一方、米ドル建ての銀行間金利は対照的に小幅な変動にとどまった。1月30日時点で、翌日物は3.63%(+0.02ポイント)、1週間物は3.67%(-0.01ポイント)、2週間物は3.72%、1カ月物は3.75%と、いずれも小幅な調整となっている。これは米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が安定していることを反映したものと見られる。

中央銀行、4.6兆円超の資金を市場に供給

ベトナム国家銀行は、金利上昇に対応するため公開市場操作(OMO)を通じて積極的な流動性供給を行った。同週、レポ取引(債券担保の資金供給)で7日物と56日物の合計7兆2,000億ドン(約4,300億円)を年利4.5%で入札にかけ、全額が落札された。同時期に2兆5,660億ドンが満期を迎えたため、差し引きで4兆6,339億7,400万ドン(約2,800億円)の純資金供給となった。1月30日時点でのレポ残高は32兆862億6,800万ドン(約1兆9,000億円)に達している。

国債市場は10年債に需要集中

政府債券市場では、1月28日の入札で国庫(財務省に相当)が1兆4,500億ドンの募集に対し、8,435億ドン(落札率58%)の発行に成功した。特に10年債への需要が旺盛で、1兆2,000億ドンの募集に対し8,235億ドンが落札された。15年債は1,000億ドンの募集に対しわずか200億ドンの落札にとどまり、5年債と30年債は落札ゼロであった。

落札利回りは10年債が年4.04%(+0.02ポイント)、15年債は年4.12%で横ばいとなった。国庫は2月4日にも1兆4,500億ドンの入札を予定している。

流通市場の取引高は1日平均1兆7,518億ドンで、前週の同1兆7,982億ドンから若干減少した。国債利回りは短中期が小幅上昇、5年債(3.61%)と7年債(3.7%)は小幅低下という、まちまちの動きとなった。

日本企業への示唆

銀行間金利の上昇は、ベトナム国内での資金調達コスト上昇につながる可能性がある。ベトナムに進出している日系企業や、現地での設備投資・運転資金を必要とする企業にとっては、金融コストの動向を注視する必要があるだろう。一方、中央銀行が迅速に流動性供給を行っている点は、金融システムの安定維持に対する当局の強い意志を示しており、急激な信用収縮のリスクは限定的と見られる。テト(旧正月)前後の季節的な資金需要の高まりも金利上昇の一因と考えられ、2月以降の動向が注目される。

出典: VnEconomy

いかがでしたでしょうか。今回のベトナム銀行間金利の動向について、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。

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