ベトナムを代表する外資系ファンドであるDragon Capital(ドラゴン・キャピタル)グループが、同国最大手の宝飾品企業PNJ(Phu Nhuan Jewelry、フーニュアン・ジュエリー)の株式を52万2,000株買い増し、保有比率を5%超に引き上げた。これにより同ファンドはPNJの「大株主」として名を連ねることとなった。注目すべきは、この買い増しのタイミングが、ベトナムで金製品の売上が急増する「財神節(ヴィア・タン・タイ)」の直前であった点だ。
財神節とは何か?ベトナム独自の「金を買う日」
財神節(Ngày vía Thần Tài)は、旧暦1月10日に当たるベトナム独自の風習で、この日に金を購入すると一年間の富と幸運がもたらされると信じられている。毎年この時期になると、PNJをはじめとする宝飾品店には早朝から長蛇の列ができ、純金製品や金のアクセサリーが飛ぶように売れる。PNJにとっては年間を通じて最大の商戦期であり、同社の業績を大きく左右する重要なシーズンである。
Dragon Capitalの戦略的投資
Dragon Capitalは、1994年にベトナムで設立された老舗の外資系投資ファンドであり、ベトナム株式市場において最も影響力のある機関投資家の一つとして知られている。同ファンドが財神節という「書き入れ時」の直前にPNJ株を買い増したことは、同社の今後の業績に対する強い期待の表れと見ることができる。保有比率が5%を超えたことで、今後の株主総会における議決権行使など、経営への関与度も高まることになる。
日本企業・投資家への示唆
PNJはベトナム国内で圧倒的なブランド力を持つ宝飾品チェーンであり、中間層の拡大に伴う消費市場の成長を象徴する銘柄の一つである。Dragon Capitalのような有力機関投資家の動向は、ベトナム株式市場への投資を検討する日本の個人投資家や機関投資家にとって、重要な参考指標となるだろう。ベトナムの消費関連セクターへの関心は今後も高まることが予想される。
出典: VnExpress
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