ベトナム最大手コングロマリット、ビングループ(Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカー・VinFast(ビンファスト)が、中部ハティン省に大規模な電動二輪車工場を建設することが明らかになった。投資額は1兆3,000億ドンを超え、年間200万台の生産能力を持つ一大製造拠点となる見通しだ。
ブンアン経済区に新工場を建設
VinFast株式会社(正式名称:VinFast製造・経営株式会社)は、ハティン省のブンアン経済区(Khu kinh tế Vũng Áng)に「VinFastハティン電動バイク・電動自転車工場」を建設する。同工場の年間生産能力は200万台に設定されており、電動バイクと電動自転車の両方を製造する計画である。
ブンアン経済区は、ベトナム中部の戦略的な工業拠点として近年急速に発展している地域だ。深水港を擁し、ラオスやタイへと続く東西経済回廊の起点としても重要な位置を占めている。台湾系フォルモサ・ハティン製鉄所をはじめ、重工業の集積が進んでおり、VinFastの進出によりさらなる産業多様化が期待される。
VinFastの国内生産体制強化
VinFastは現在、北部ハイフォン市に本社工場を構え、電気自動車から電動バイクまで幅広いEV製品を製造している。今回のハティン工場建設は、同社の国内生産能力を大幅に拡大するものであり、特に電動二輪車市場でのシェア拡大を狙った戦略的投資と見られる。
ベトナムは世界有数のバイク大国であり、約4,500万台以上の二輪車が登録されている。政府は大気汚染対策として電動化を推進しており、VinFastにとって国内市場は成長余地の大きい重要マーケットである。
日本企業への示唆
ベトナムの二輪車市場はこれまでホンダやヤマハなど日系メーカーが圧倒的なシェアを握ってきた。しかし、電動化の波が押し寄せる中、VinFastは政府の支援を背景に急速に存在感を高めている。今回の大型投資は、日系二輪車メーカーにとっても電動化戦略の再検討を迫る動きとなりそうだ。
また、サプライチェーンの観点からは、部品メーカーなど日本企業にとって新たなビジネス機会が生まれる可能性もある。ハティン省への進出を検討する際の参考情報として注目に値する。
出典: VN Express
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