ベトナムの小売業界で、二大チェーンによる「南北戦争」が幕を開けようとしている。北部を地盤とするWinMart(ウィンマート)と、南部で圧倒的な存在感を誇るBách Hóa Xanh(バッホアサイン)が、それぞれ相手の本拠地へ本格進出する方針を明らかにした。両社とも好調な業績を背景に、2025年は積極的な店舗網拡大に打って出る構えだ。
好業績を追い風に攻勢へ
WinMartを運営するマサングループ(Masan Group、ベトナム有数のコングロマリット)と、バッホアサインを展開するモバイルワールド・インベストメント(MWG、ベトナム最大の家電・携帯電話販売チェーンの親会社)は、いずれも直近の決算で良好な利益を計上した。この財務基盤を武器に、両社は今年、互いの「牙城」への進出を加速させる。
WinMartは南部へ、バッホアサインは北部へ
具体的には、ハノイを中心に北部で強固な店舗網を持つWinMartが、ホーチミン市をはじめとする南部市場への浸透を図る。一方、南部で生鮮食品・日用品販売のトップシェアを握るバッホアサインは、北部への出店攻勢を強化する方針だ。
ベトナムでは、北部と南部で消費者の嗜好や購買習慣が異なることが知られており、「地元密着型」のチェーンが各地域で優位に立ってきた歴史がある。今回の動きは、両社がこの地域的な壁を打ち破り、全国規模での覇権を目指す意思表示といえる。
日系企業への示唆
ベトナムの小売市場は、1億人の人口と拡大する中間層を背景に成長を続けている。地場大手同士の競争激化は、市場の成熟と近代化を促す一方、イオンやファミリーマートなど日系小売企業にとっては、競争環境の一層の厳しさを意味する。日系企業は、独自の品揃えやサービス品質での差別化がより重要になるだろう。
出典: VnExpress
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