ファム・ミン・チン首相、旧正月返上で働く作業員を激励──ハノイ都市鉄道ニョン〜ハノイ駅線「2027年全線開業」へ発想転換を指示

Thủ tướng yêu cầu đổi mới tư duy, đẩy nhanh tiến độ tuyến metro Nhổn – Ga Hà Nội

ベトナムのファム・ミン・チン首相は2026年2月22日(旧暦・丙午年の正月6日目)、首都ハノイで建設が進む都市鉄道「ニョン〜ハノイ駅線」の工事現場を視察し、旧正月(テト)の期間中も作業を続ける技術者・作業員を激励した。首相は工事の長期化を踏まえ、「発想・手法・アプローチを抜本的に改め、工期を短縮しながら品質・安全・環境を確保せよ」と強く求めた。

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首相、地下トンネルを工事用トロッコで移動し視察

首相はS9駅(キムマー地区)の地下3階からトロッコに乗り、S11駅(ヴァンミエウ=文廟地区)、S12駅(チャンフンダオ通り)まで移動して現場を確認。ハノイ市当局、関係省庁、施工チームがテト返上で工事を続けてきたことを高く評価した。

17年間で約21km──「2045年に600km超」の目標達成には改革必須

首相は、同路線の着工から17年を経てなお完成区間は約21kmにとどまる現状を指摘。「2045年までにハノイで都市鉄道600km超を整備する」という長期目標を達成するには、従来のやり方では到底間に合わないと強調した。具体的には▽都市鉄道の技術基準・規格の早期制定▽鉄道分野の長期ビジョンを含む発展計画の策定▽最新技術の統一的導入と技術移転、人材育成の推進──を指示。特に「この分野で働く人材の90%をベトナム人にする」との目標を掲げた。

資金調達の多様化とデジタル・グリーン化を推進

首相はまた、公共投資・PPP(官民連携)・債券発行・融資など多様な資金調達手段の活用を求めた。管理・運営面ではデジタル化、グリーン化、国内調達率向上を進め、国際的な先進事例をベトナムの実情に合わせて取り入れるよう関係者に要請。「1つの目標、2つの保証、3つの参画、4つの排除、5つの〜化、6つの明確化」というスローガンを示し、責任の所在や期限を明確にした推進体制を求めた。

ニョン〜ハノイ駅線の概要

同路線は全長12.5km(高架8.5km、地下4km)で、欧州標準の軌間1,435mmを採用。高架駅8、地下駅4を設ける。総事業費は3兆4,826億ドン(ODAとハノイ市の対応資金)で、2009年〜2027年の事業期間で進められている。高架区間(ニョン〜カウザイ間)は2024年8月8日に運行を開始済み。地下区間は工事進捗率約76.3%に達しており、2027年の全線開業を目指す。

考察──日系企業への示唆

ベトナム政府が「技術移転」「人材の現地化」「国内調達率向上」を明言している点は、現地に拠点を持つ日系インフラ・製造業にとって商機と課題の両面をはらむ。ODAを活用したインフラ整備で長年の実績を持つ日本企業が、今後は単なる設備供給者から共同開発パートナーへと役割を進化させられるかが問われる局面といえる。

出典: Vn Economy

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