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ベトナムF&B企業がアジア最大級の食品展THAIFEX 2026で存在感、グローバル供給網参入へ加速

THAIFEX – ANUGA ASIA 2026: Cơ hội để FB Việt bước sâu vào chuỗi cung ứng toàn cầu
📘 この記事は「ベトナム経済研究会」が提供するベトナム最新ニュース解説です。
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2026年5月27日、アジア最大級の食品・飲料(F&B)展示会「THAIFEX – ANUGA ASIA 2026」がタイ・バンコクのIMPACTムアントンタニで開幕した。ベトナムは外国勢として参加企業数第2位を記録し、同国F&B産業のグローバルサプライチェーンへの本格参入を印象づけている。

目次

史上最大規模のTHAIFEX 2026、56カ国から3,590社が参加

THAIFEX – ANUGA ASIA 2026は、タイ商務省傘下の国際貿易振興局(DITP)、タイ商工会議所(TCC)、ドイツの展示会大手ケルンメッセ(Koelnmesse)が共催する国際食品見本市で、5月26日から30日まで開催される。「Bigger – Better – Bolder」をテーマに掲げた今回は、総展示面積が初めて14万平方メートルを突破し、過去最大規模となった。56カ国から3,590社が出展し、ブース数は6,710に達する。商談創出額は1,300億バーツ超が見込まれている。

展示カテゴリーは、食品・飲料・農産物・加工農産物から食品テクノロジー、サプライチェーンソリューションまで多岐にわたる。今年の目玉として新設された「Impact Forum Hall 4」は、新製品や未流通ブランド、革新的ソリューションを求めるバイヤー向けのマッチングスペースとして位置づけられている。

タイ首相が食品産業ハブとしての自信を表明

開幕式で登壇したタイのアヌティン・チャーンウィラクン首相は、THAIFEX – ANUGA ASIAがタイ政府にとって食品産業推進の中核的メカニズムであると強調した。同展示会は現在、世界4大食品・飲料展示会の一つに数えられている。アヌティン首相は「2025年のタイ食品輸出額は1兆2,540億バーツを超え、グローバル食品ビジネスハブとしてのタイの実力を如実に示している。この前向きな経済見通しがビジネス信頼を強化し、国際貿易パートナーシップをさらに深化させると確信している」と述べた。

ベトナム——外国勢で参加企業数第2位の存在感

DITPの統計によれば、ベトナムは今回のTHAIFEXにおいて外国からの参加企業数で第2位を占めた。DITPのスリントーン・スントーンサナン副局長はベトナム経済誌VnEconomyの取材に対し、「ベトナムは年々、参加企業数・製品品質の両面で着実な成長を遂げている」と評価した。

スリントーン氏が特に有望と指摘した分野は以下の通りである。

  • 持続可能で付加価値の高い食品
  • 水産物・養殖分野のイノベーション
  • コーヒー・飲料
  • 植物性タンパク質・代替タンパク質ソリューション
  • 機能性食品・健康志向食品
  • 食品加工技術・サプライチェーン開発

近年のベトナムF&B産業は、単なる農産物の一次産品輸出から脱却し、加工食品・クリエイティブ飲料・パッケージデザイン・ブランディング・トレーサビリティといった領域で競争力を急速に高めている。多くのベトナム企業が国際基準に対応した生産体制やサステナビリティへの取り組みを強化しており、こうした動きがTHAIFEXのような国際見本市での存在感拡大につながっている。

SME企業への助言——展示会を「学びの場」として活用せよ

一方で、大手から中小・スタートアップまで多数のベトナム企業が出展する中、SME企業にとっては激しい競争にさらされることも事実である。スリントーン氏は、SME企業に対して商談だけでなく、セミナー・トレンドプレゼンテーション・専門家パネル・スタートアップ展示・ネットワーキングイベントへの積極参加を勧めた。「展示会での協力・知識共有は、長期的な能力開発と輸出準備態勢の向上に直結する。地域間の知識交流と連携こそが、ベトナムひいてはASEAN全体をグローバル食品ハブとして確立する鍵だ」と同氏は強調している。

投資家・ビジネス視点の考察

今回のTHAIFEX 2026におけるベトナムF&B企業の大規模参加は、同国の食品・飲料セクターの成長トレンドを改めて確認させるものである。ベトナム株式市場においては、水産加工大手のヴィンホアン(VHC)、乳業最大手ビナミルク(VNM)、食品・飲料複合のマサングループ(MSN)といった銘柄が、グローバルサプライチェーンへの参入拡大の恩恵を受ける可能性がある。

また、2026年9月に決定が見込まれるFTSE新興市場指数への格上げが実現すれば、海外からの資金流入が加速し、F&Bセクターを含むベトナム株全体のバリュエーション見直しが進む可能性がある。食品産業はベトナムの主要輸出セクターの一つであり、国際展示会での商談拡大は中長期的な輸出成長ドライバーとなり得る。

日本企業にとっても注目すべき動きである。ベトナムのF&B企業が品質・ブランド力を高める中、OEM供給先やサプライチェーンパートナーとしての選択肢が広がっている。代替タンパク質や機能性食品など、日本市場でも需要が拡大中の分野でベトナム企業との協業機会が増えることが期待される。


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出典: 元記事

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