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ベトナム・フエ市が韓国でロードショー開催、観光誘客と地方創生の狙いとは

Huế đem "đặc sản" gì để chinh phục du khách Hàn Quốc?
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ベトナム中部の古都フエ市(旧グエン朝の都、現在は中央直轄市)が、韓国市場での観光誘客に本格的に乗り出した。2025年7月18日午後(現地時間)、フエ市はソウル市内の「ザ・コリア・ハウス(The Korea House)」において、文化・観光・グルメ・伝統工芸をテーマとしたロードショーを開催し、韓国の旅行業界関係者やメディア、一般客に向けて古都フエの魅力を直接アピールした。これは韓国での一連の業務訪問プログラムの一環として実施されたものであり、フエ市が国際的な観光地としてのブランド価値をさらに高めようとする姿勢が鮮明になった出来事だ。

目次

なぜ今、フエ市が韓国市場に注力するのか

フエ市は2025年からダナン市などと並び、ベトナム国内の行政再編(省・市の統合)を経て新たな中央直轄市としての地位を得た地域であり、世界文化遺産に登録されたグエン朝王宮(フエ皇城)をはじめ、ティエンムー寺、カイディン帝陵、フォンニャ・ケバン国立公園に近い立地など、豊富な観光資源を有する。これまでもフランス人や日本人観光客を中心に一定の知名度を誇ってきたが、近年は東南アジア全体でLCC(格安航空会社)路線の拡大とともに韓国人観光客の存在感が急速に高まっており、ダナン、ニャチャン、フーコックなど中部・南部のリゾート地には韓国人観光客が大挙して押し寄せている実情がある。フエ市としても、この韓国発の観光需要を取り込むことは地域経済の活性化に直結するテーマであり、今回のロードショーはその橋頭堡として位置づけられる。

ロードショーの内容と「フエの特産品」

今回のイベントでは、フエの伝統文化、観光名所、宮廷料理をはじめとするグルメ、そして地元の伝統工芸村(ランゲー)の技術や製品が紹介された。フエは「宮廷グルメの都」としても知られ、繊細な盛り付けと上品な味付けが特徴の宮廷料理は、見た目の美しさを重視する韓国人観光客の嗜好とも親和性が高いとみられる。また、ノンラー(円錐形の伝統的な帽子)やアオザイの刺繍、漆器、扇子といった伝統工芸品は、韓国国内でも「体験型観光」として人気が高まっているクラフトツーリズムの文脈にも合致する。ロードショーというフォーマットを選んだ背景には、単なるパンフレット配布型のPRではなく、現地の旅行会社やインフルエンサー、メディア関係者に対して体験・体感を伴う形でフエの魅力を訴求し、具体的な旅行商品化・送客ルートの構築につなげたいという狙いがあると考えられる。

地方自治体主導の観光外交という側面

ベトナムでは近年、中央政府だけでなく地方自治体(省・市人民委員会)が独自に海外でのプロモーション活動を展開するケースが増えている。これは観光収入が地方財政に直結する重要な柱となっているためであり、フエ市のように歴史的資産を強みとする地域にとっては、海外市場でのブランディングが死活的に重要な戦略となる。今回のように市の代表団が直接韓国に赴き、現地で対面型のイベントを開催するという手法は、単なる広告出稿では得られない人的ネットワークの構築や、韓国側メディアでの露出増加という副次的効果も期待できる。

投資家・ビジネス視点の考察

今回のニュース自体は上場企業の業績や政策金利のような直接的な市場材料ではないが、ベトナム観光セクター全体のトレンドを読み解く上で示唆に富む。ベトナム株式市場においては、航空関連銘柄(ベトジェットエア、ベトナム航空)やホテル・リゾート運営企業、さらには空港インフラを手掛ける企業が、インバウンド観光客数の増加によって恩恵を受けやすい構造にある。韓国はベトナムにとって中国、韓国に次ぐ主要な観光客送出国の一つであり、フエのような中部の歴史都市が新たに韓国市場への売り込みを強化することは、地方分散型のインバウンド需要拡大という意味で中期的にポジティブな材料と言える。

また、日本企業やベトナム進出企業にとっても示唆がある。フエは日本人観光客からも根強い人気を持つ都市であり、今後韓国人観光客の増加によって現地の宿泊施設・飲食店・交通インフラへの投資がさらに活発化する可能性がある。日本の観光関連企業やインバウンド関連事業者にとっては、フエを含む中部ベトナムの観光開発動向を注視し、提携やインフラ投資の機会を探る価値があるだろう。

さらに、ベトナム株式市場全体を俯瞰すると、2026年9月に決定が見込まれるFTSE新興市場指数への格上げの動きと合わせて、観光・消費関連セクターへの資金流入期待も高まりつつある。格上げが実現すれば海外機関投資家からの資金流入が加速し、観光インフラや消費関連企業の株価にもポジティブな波及効果が及ぶ可能性がある。フエ市のような地方都市レベルでの地道な観光プロモーション活動の積み重ねは、こうしたマクロ的な市場評価の土台を支える要素の一つとして捉えることができる。


いかがでしたでしょうか。今回のニュースについて、皆さんのご意見もぜひお聞かせください。コメント欄や@viettechtaroのDMでお待ちしています。

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出典: 元記事

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