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VN-Index1,800ポイント付近で攻防、ベトナム株式市場は調整局面入りか—MBS証券の見通し

Phía trước VN-Index là vùng cản khá dày, thị trường sẽ điều chỉnh?
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ベトナムの代表的株価指数であるVN-Indexが1,800ポイント付近の心理的節目に到達する中、この先に控える厚い抵抗帯(レジスタンスゾーン)が意識され、市場が調整局面に入る可能性が指摘されている。MBS証券(MB Securities、ベトナム軍隊銀行系の大手証券会社)は基本シナリオとして、来週の市場は横ばい推移が続く公算が大きいとの見通しを示した。

目次

MBS証券のテクニカル分析:1,800ポイントが鍵

MBS証券の分析によれば、VN-Indexの前方には比較的厚い抵抗帯が広がっており、短期的に一気にこれを突破するのは容易ではないとされる。基本シナリオでは、指数は横ばいの動きを継続し、1,800ポイント付近が心理的なサポートライン(支持線)として機能する見込みである。

1,800ポイントという水準は、ベトナム株式市場にとって象徴的な意味を持つ。2024年後半から2025年にかけて、この水準を巡る攻防が繰り返されており、投資家心理の分岐点となっている。テクニカル的に見ると、過去に何度も跳ね返されたり支えられたりした価格帯は、売り買い双方の注文が集中しやすく、結果として「厚い壁」として機能する。MBS証券が指摘する「vùng cản khá dày(かなり厚い抵抗帯)」とは、まさにこの状況を指している。

横ばい相場における市場の背景

ベトナム株式市場は2025年に入り、米中貿易摩擦の再燃やグローバルな金利動向、国内のマクロ経済指標など複数の要因が絡み合い、方向感を欠く展開が続いてきた。ホーチミン証券取引所(HOSE)の一日あたり売買代金も、活況時と比べるとやや低調な水準にとどまっており、投資家の様子見姿勢が鮮明である。

一方で、ベトナム経済のファンダメンタルズ自体は堅調だ。GDP成長率は依然として東南アジア域内で高い水準を維持し、FDI(外国直接投資)の流入も継続している。しかし、こうしたマクロの好材料が株価指数の上昇に直結しにくいのは、外国人投資家の売り越し基調や、国内個人投資家の短期志向といった需給面の構造的要因が影響しているためである。

テクニカル面で注目すべきポイント

今後の展開を読む上で、いくつかのテクニカル指標に注目したい。まず、VN-Indexが1,800ポイントを明確に割り込むかどうかが最初の焦点となる。このラインを維持できれば、再度上値を試す動きが期待される一方、割り込んだ場合は1,750〜1,770ポイント付近まで調整が深まるリスクがある。

逆に上方向では、直近の高値圏を突破できるかが問われる。MBS証券が言及する「厚い抵抗帯」を出来高の増加を伴って上抜けることができれば、新たな上昇トレンド入りのシグナルとなり得る。ただし、現時点では出来高の盛り上がりに欠けており、短期的にはレンジ相場が続く可能性が高い。

投資家・ビジネス視点の考察

横ばい相場は一見退屈に映るが、中長期の投資家にとってはポジション構築の好機ともなり得る。特に2026年9月に決定が見込まれるFTSE新興市場指数へのベトナム格上げは、市場参加者が強く意識しているテーマである。格上げが実現すれば、グローバルなパッシブファンドからの資金流入が見込まれ、VN-Indexの水準は大きく切り上がる可能性がある。その前段階である現在の調整局面は、割安な銘柄を仕込む時間帯と捉えることもできる。

日本企業やベトナム進出企業にとっても、株式市場の動向は無関係ではない。ベトナム現地法人の資金調達環境や、パートナー企業の財務体力は株式市場のセンチメントに左右される部分がある。また、日本からベトナム株に直接投資している個人投資家にとっては、為替(日本円/ベトナムドン)の動向と併せて、このレンジ相場をどう乗りこなすかが問われる局面である。

関連銘柄としては、VN-Indexの構成比率が高い大型株—VCB(ベトコムバンク)、VHM(ビンホームズ)、FPT(FPTコーポレーション)など—の値動きが指数全体の方向性を左右する。これらの銘柄が決算シーズンで好業績を示せるかどうかが、抵抗帯突破の鍵を握るだろう。


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出典: 元記事

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